第4話 出会い
ヒロイン登場!?
広大な砂漠に銃声が鳴り響く。
「よし、足に当たった。……次!」
筋力アップしたことにより俺の狙撃はかなり安定していた。
「これならいける!」
そして、俺は敵兵5人を全員殺さずに無力化した。
「なんとか倒せたな。よし、姫の救出に行くか」
俺は装甲車に似た車両に近づいていった。
「とりあえず武器を全部奪って……姫は中だよな」
「大丈夫ですか?」
「あなたは誰ですか?」
そこにはまだ小学生程度の幼い少女がいた。
これだけ幼いなら状況を理解できてなくてもおかしくはなかった。
「とりあえずここは危険です。王国に戻りましょう」
俺はそう言って半ば強引に姫を車両から引っ張り出した。
そして、王国へ戻ろうとしたその時…
「誘拐できないなら殺してやる!」
1人の兵士がナイフを手に力を振り絞って突撃してきた。
「危ないっっ!」
俺は咄嗟に姫を守ろうとし自分の後ろに移動させた。
そして、ゲームの時のことが脳裏によぎった。
(倒さないと、今度は殺らないとこっちがほんとうに死ぬ!)
俺は拳銃を取り出し敵兵に向けた。
(やられてたまるか!……あれ引き金が引けない?)
俺は人を殺すだけの勇気がまだなかった。
(俺はなんて情けないんだ。女の子1人も守れないなんて)
俺は全てを諦めた。
その瞬間……乾いた銃声が何度も鳴り響いた。
気づいた時には敵兵は撃たれて倒れていた。
「なにが…起きた?」
俺は突然の出来事に驚いたがこちらに人が近づいてくるのは察知することができた。
「誰だ!?」
俺は驚きのあまり大声を出し、近づいてくる人を見た。
その人は黒髪ロングの二丁拳銃を持った美少女、いや美人だった。
「同じ質問をしよう。貴様は何者だ?」
(こういう時はあれをするしかないか)
そう言って俺は気絶するフリをして地面に倒れ込んだ。
「おーい どうした?大丈夫かー?」
「気絶したか…」
「面倒だが運ぶか」
俺は気絶したフリをしたまま美女に運ばれ王国の中枢に連れていかれた。
ありがとうございます
遅れてすみませんでした