第5話 ようこそ
「ようこそ!我が国へ!!」
仁王立ちである。貫禄が凄い。
「我が国ってことは、もしかして幼女様・・・間違えた、王女様なのか?」
「いや、王女ではない。だがこの国では重要な役割を担っている。」
そうなのか。どんなことをしているのだろうか。それよりも幼女様についてのツッコミはなしか。
「私の名はマサミだ。よろしく。」
どこかで聞いたことがある声だが・・・まあいいか。
「ああ、よろしく!」
「私はあなたをもてなしたい。ついてきて!」
やったぜ。
どんなもてなしが待っているんでしょうねぇ・・・
期待していいの?
わたし期待していいの?
今から外に出るのか。どうやら王宮のようだし、まあ仕方がないか。
おっと、これから起こることをそうぞうしてしまった。
つい笑みが。
「ふっふっふ、ハッハッハ!!!!」
「きも」
ごめんなさい。もしキモイと思ってしまったのなら謝る。
お詫びにワキを舐めさせてくれ。
「どうせキミのことだから、『足を舐めさせてください!なんでもするからぁ~』とか思ってたんでしょ?これだから男は・・・」
おい、そこの秘書(らしき人)。そんなことは一切思っていないぞ。
道なげぇな。今のうちに、マサミに気になっていたことを質問しようか。
「そういえば、なぜ俺はこの部屋に閉じ込められていた?」
「その件に関しては本当にすまないと思っている。実はお前は希少な存在なのだ。だから保護した。」
希少な存在?まさか俺にそんな主人公みたいな要素があったとは。
「で、その希少な存在とはどんな存在なんだ?」
その幼女は赤面して言う。
「ここで聞くと後で絶対後悔するが、それでもよければ///」
やっぱいいや。なんか妙な胸騒ぎがした。
「着いたよー。ちょっとここで待っててねん♡」
最後のハートが意味深である。
まさか脱いでくれるんじゃなかろうか。
椅子がある。座っておこう。
あれから一時間くらいたったんじゃないか?
なにも起こらない。
早く来てくれ。いい加減オレのk
「またせたな!さあもてなすぞ!!」
やっとか、ってなんだその服は!!
TKBが・・・・見えている・・・・だと?その姿で何をする気だ!?
マサミは二人の幼女を連れてきた。おそらく召使だろう。
「たぶん疲れているだろう。だからここで寝てくれ。ベットは用意した。」
まさかこの子達と寝るのか?TKBが見えているのに。
「ベットはシングルだが・・・まあ、問題ないだろう。」
なん・・・だと?俺を入れて四人でか?そんなの
最高じゃねえか。
なにが起こるかわからんぞ?いいの?いいの?
「それじゃあ、おやすみ~」
マサミ、早すぎるぞ。
まあいいや。寝よう。
マサミが完全に寝てから襲おう。
ムフフ・・・・
俺は横になった。マサミ、そして二人の幼女の横で。
ハア・・・・ハア・・・・・興奮すりゅうううううう!!!!!!眠れねええええええええ!!!!!!
かと思っていたが、いろいろあった疲れからか、俺はぐっすり眠ってしまった。
「どうやらあいつ、気付いていないようだな。」
「あいつにはもう変化が起きている。なのに気付かないとは。」