第4話 異世界
そして冒頭にもどる。
俺はその後どうなったかというと、何故か見知らぬ部屋にいた。
真っ白い空間。
ドアも、窓も無い四角い空間。
俺は何故ここに閉じ込められている?
「早くここから出せ!!」
俺は壁らしきものを蹴った。
早く幼女と戯れたい。早く。
「ああっ……ん…」
なんだ今の声。
俺は再度蹴った。
「あっううぅ…」
ん?
今度は足で撫でるように。
「あっっあっ……あぁううぅんんっ!」
もしかしてこの壁の様なものを蹴ると、幼女が喘ぐ?
さすが異世界、俺の体験したことない事が普通に起こる。
「やっぱ異世界ってすげーわ」
「・・・?お前は何を言っているのだ?」
マジトーン。まさかさっきまで喘いでいたとは、誰も思わないだろう。
「とりあえずここから出してくれないか?ドアも窓もないから気分が悪くなってきた。」
「まーまー、ちと待っとくれ。」
こいつもしかしてロリババアか?見た目は幼女で中身はもう60歳的な。
「実はな、今ドアの前に見られたら恥ずかしいものが置いてあるのじゃ。だからの、あとちょっとだけ待っとくれ。」
そういえば、こいつ誰?
「申し遅れたの。我はくの研究所の一化と申すものじゃ。」
「一化って不思議な名前だな。」
でもいい名前だ。俺はそう思う。
ゴトッ!!!
なんだ?なにがあった?
「今ドアを開けてやる」
ああ、ドアの前のものをどかしたのか。
やっと出れるんだな。
さあ、今度こそ俺の異世界生活が始まるぜ!!!
白い、何も無い空間にドアが現れた。
そのドアを開けると、そこには幼女がいた。
「ようこそ!我が国へ!!」




