第3話 決断
「ハジメ、ハジメ!おきろ!!」
う、うぅーん。
!?
俺の周りが血だらけ!?
俺は一瞬で目が覚めた。
「あー、言っておくが、それはお前の血だ。」
あ、俺こんなにも鼻血を出してたのね。
「・・・さてと、何から話そうか。こうなってしまった以上、全部話してやろう。」
おう・・・えらく上から目線だな。
「じゃあ、俺が幼女になった理由はなんなんだ?」
「ああ、それか。それはだな・・・」
「我がアイリの事を好きになってしまったからだ。」
・・・え?
「どうなれば、アイリの事が好きっていうのと関係するんだ?」
「この世の男を全て消し去りたかった。特にお前をな。」
「・・・なるほど、嫉妬ってやつか。」
「そうかもな。そこで、我はくの研究所と協力し、『幼女化マシーン』を作った。もちろん、我は資金援助という形だがな。」
ああ、あの時の大きな機械か。
「そして完成し、一化博士の話もろくに聞かず、すぐに起動した。お前の前でな!」
「そういえば、あの時俺のことを殺す・・・とか言ってなかったか?」
「そうだ、一旦お前を殺したんだがな、こうして今、戻ってきやがった。」
確かに、一人称が俺に戻ってる。
「話を元に戻そう。この世から男がいなくなれば、アイリに近づける人も我以外いなくなる。そうだ、アイリのことが好き、そんな一心で我は幼女化マシーンを起動した。」
この時から、俺は段々と心が幼女に近づいていったんだな。
「そして完全にお前の中の男を消した!やった!!これでアイリと我は結ばれるんだ!!・・・と思っていたんだがな。」
「ああ、ここに今、俺がいる。」
「完全に失敗だった。説明をちゃんと聞かないといけなかった。」
「機械がうまく起動しなかったのか?」
「いや違う。幼女化マシーンには範囲があったのだ。この機械は範囲を設定して幼女化させる機械だったのだ。」
「つまり、この空間の外には現実が広がっている、と言いたいのか?」
「ああ、そうだ。しかもロリコンには身体的にしか効果が無いときた。」
「それで俺はここに連れてこられたのか。」
「ああ。完全に男を消すためにな!!!」
「人がこの空間に入った時に、幼女化する効果が現われるのだ。」
「じゃあ、アイリにはその効果は現れたのか?」
「現れなかった。いや、アイリにはこの空間にいる時に、ある特別なことをした。」
「何をしたんだ!」
「それは・・・」
「何でも創造する機械を付けた。見に見えないほど小さいがな。」
「もしアイリが現実に戻りたい、と願ったらどうしたんだ?」
「アイリはそんなこと思わない。だって・・・」
「おおっと!これ以上は言えないな。」
「なんでだよ。」
「あ、そういえば、今こうしてる間にも、アイリには魔の手が迫っている。」
「なんだと!?」
「だが、私はお前を行かせない。」
マサミが顔を近づけてきた。
「お前が現実にもどる、と言えば、アイリに酷いことをするのはやめよう。しかし、現実にもどらないと言えば・・・その時はアイリがどうなるか・・・」
くっ、卑怯だ。
「だが、お前に朗報だ。現実にもどらなければ、ここに永住する権利をやろう。つまり・・・幼女ハーレムを作り放題だ。」
幼女をとるか・・・
アイリをとるか・・・
どうやら考えてる時間も無さそうだな。
俺は・・・
「現実にもどらねぇ!!!!」




