第3話 ハジメ君
私がハジメ君と出会ったのは、3歳のときだった。
家も近所で親同士も仲がよかったから、よく遊んでいた。
そういえば一緒にお風呂にも入ったりしたっけ。
あの頃は楽しかったな。
中学生になってからも私は一向に成長しなかったから、周りの男子から「やーいチビ!!ぺったんこ!!」とよく言われてたっけ。
そんなとき、ハジメ君が「幼女で何が悪い!幼女は素晴らしいとは思わないのか!!」とフォローしてくれたよね。
でもあれちょっと私傷ついたけどね(笑)
それも昔のこと。
ハジメ君、いつも私と一緒にいるから、ロリコン疑惑がかけられたんだよね。(実際ロリコン)
それで中学、高校といじめられて、ついには学校にも来なくなった。
私のせいなのかな。
そうだとしたら、あやまらないといけないな。
ずっと心にもやがかかっている。
また子供の頃のようにバカみたいに騒ぎたいかな。
幼女・・・か・・・
なんでこんな世界になってしまったんだろう?
ハジメ君。。。大丈夫かな?
もしかしたらハジメ君も女の子になってたりして。
もしそうなら、ハジメ君出血多量でしんじゃう。
生きてるかな。
生きててほしいな。
また会いたいな。
・・・・・なんでこんなにハジメ君のことを考えてしまうのだろう。
好き・・・なのかな。
いやいやいや、そんなわけない。
だってロリコンだよ?
私の属性にしか興味ないんだよ?
・・・うん、ないな。
あれから三時間くらいたった。
たぶん50mくらいしか進んでない。
この子達のゆりゆりしてるとこ見てると、なんか変な気分になる。
なんなんだろうこの気持ち。