第5話 儀式
私はもう興奮しなくなっていた。
幼女に興奮しないなんて、もうこの世界にいる意味がないじゃないか。
「話をもとに戻そう。なぜこの世界の人間がすべて幼女化してしまったのか。
それは・・・」
おいちょっとまて、マサミは今幼女化っつったか?
「ちょっと一つ聞いてもいいか?ここは幼女の世界なんだよな?」
「確かに今はそうだ。でも前はお前のよく知っているところだった。」
つまり。
「ここは日本だ。」
異世界転生ではなかったのか。
これ以上はもう私は並大抵のことでは驚かないだろう。
これからマサミに、この物語の核心部分を聞こう。
「なぜ幼女になってしまったんだ?」
「それは、私にもわからない。」
驚いた。完全に予想外だった。
「今、私がわかっているのは幼女化する種類についてだ。」
「幼女化する種類ってなんだ?」
どうやらこの変わってしまった世界では、幼女は大まか2つに分けられるらしい。
記憶がそのままの幼女、記憶が消えて文字通り幼女になってしまった人。
私やマサミは前者である。
また、記憶がそのままの幼女も二つに分けられる。
もともとロリコンの場合、マサミのようになぜか幼女に変わってしまった場合。
「じゃあ私と同じ、ロリコンで保護された人はいるのか?」
「ああ、3人だけだがな。」
「こんなことは考えたくなかったが、もしかして昨日同じベッドで寝たあの二人は・・・まさか。」
「そのまさかだ。」
まあもうどうでもいいや。
「じゃあ私がさっきまでいたあの部屋は、遺体安置室だったのか。」
「ああ、本当に申し訳ないと思っている。だからなんでもする。」
「今なんでもするって言ったよね?」
「なんでも言ってくれ。」
「私を興奮できる体にしてくれないか?」
幼女の世界なのに興奮できないのなら、死んだ方がマシだ。
「方法なら・・・ある。しかも、興奮しても鼻血が出ない。」
「お願いだ!!!」
「・・・わかった。でもこの方法には大きなリスクが伴う。」
リスクって・・・?
「最悪の場合、お前の記憶が無くなり完全な幼女になる。」
「問題ない」
即答だ。
おそらく1秒もかかっていない。
「じゃあ、儀式を始める。」
!?
マサミの・・・口が・・・・
私の口に当たっている。
キス・・・なのか?
!?!?
舌が入ってくる。
私・・・ウチの舌と絡み合う。
「くちゅ、ん、んはぁ」
きもちいい部分に絡みつく。
ねっとり。
唾液交換。
「これから最終儀式に入る。」




