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これは……チートスキルなのか?

久々の更新

トシノリが手を開くと、霊銀は変化無し。もらったときと同じ形から変化していなかつまた。

「……今日は、いい天気ですね。ね、トシノリ様もそう思いませんか?」

「いや、話そらすなよ!」

ナニナニナニ何コレ! はーっ? 変化無し? え、何普通はスゴい武器になるところだろ?! エルファくんも、何かそんな風に言ってたよねーーッ目そらすなっ!

「え、いや、デモホラ、何かスゴい力が宿ってるかも知れないですよ?」

疑問系にするなよ……しかし、そうだな。まだ一応チート能力の可能性は残されてる……はぁ……。

「どうやって使うんだよ……」

「こう? 何て言うか、発動!的な? 感じに行けば使えます」

あ、そうなのね。へーじゃあ、発動。

俺の霊銀器はピカッと光った。

………………まさか、これだけ?

「夜とか、便利そうですね。ね? やったじゃないですか! トシノリ様!」

無理矢理明るくしようとするな。目が憐れみの色を浮かべているだよエルファァアアッ!

「クォオオンなゴミでどうすりゃいいんだあああああ!」

『やかましいぞッ!』

うん?

『あ? コレか? 霊銀器か……おい、お前は何処のゴミだ? と言うよりなんじゃこれは?』

うんうん?

『いや、待て。その声、貴様はあれ、あの……トシノリか?』

「あ、ハイ。そーですけど……」

どー言うことだこれは?

『で……なんなのだコレは、説明しろ』

説明しろと言われても……俺だって何が何やら。

だけど、そうだな。一応経緯くらい話した方がいいのか?

そう思って、俺はエルファ君と霊銀器を取りに来たと、その話をミヤにした。

霊銀器の向こう側のミヤは、なにやら考えているらしい。

『話を聞いてわかったが、恐らくは、最後に触れた霊銀器と会話ができるようになる。それがトシノリの力とみて間違いないだろう』

要するに携帯電話みたいなもんか。アドレスひとつの。ビミョー。

『エルファ、貴様もそこにいるのだな?』

「はい!姫様。私もトシノリ殿と共に」

『この霊銀器の力をを知っている者はいないのだな?』

「今、も……人は居ないようですので、私とトシノリ殿だけです」

『妾はこれから軍議ゆえ、幾つか試してもらいたい事がある。聞いてくれるか?』

急にしおらしくお願いしてきたぞ。まあ、どうせクソスキルだし、聞いてやるけどさ。

ミヤのお願いしてきたことは、要するにこの力の有効な距離を知りたい。と云うことらしい。それをエルファ君と二人で調べろと。

『それと、その能力だが他言するな』

「何でだよ」

『なんでもじゃ。ともかく他の人間には喋るな』

そこまで言うなら……

「わかったよ」




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