1日目 目玉焼き丼
いつもの目玉焼き丼
卵焼き用の小さなフライパンに油を引く。
このフライパンは小さくて使い勝手がいい。火の通りも早いので、ちょっとした料理には重宝している。
冷蔵庫から卵を二つ取り出し、フライパンに割り入れる。
ジュワッ。
静かな台所に、油の弾ける音が響く。白身の縁が少しずつ固まり、こんがりと色づいていく。このくらいの焼き色が好きだ。
粗めの塩胡椒を振り、水を少し加えて蓋をする。
じゅうじゅうという音が、蒸気の立つ音に変わった。
三十秒ほど待って蓋を開ける。
よし、いい感じだ。
白身はしっかり火が通り、黄身はまだ柔らかい。最後にもう一度、裏面を軽く焼く。香ばしさが加われば完成だ。
火を止め、炊飯器から丼にご飯をよそう。湯気の立つ白いご飯。その上に、フライ返しで目玉焼きをそっと乗せる。
仕上げに醤油をひと回し。
たったこれだけで、立派な一食になる。
箸で白身を切り、半熟の黄身に絡めてご飯と一緒に口へ運ぶ。
うん、美味しい。
白身のほどよい歯ごたえに、黄身の濃厚さ。そこへ醤油の香りと塩胡椒の刺激が加わる。シンプルだからこそ、それぞれの味がよく分かる。
途中で黄身を崩し、ご飯全体に絡めてみる。
さっきまで白かったご飯が、鮮やかな黄色に染まっていく。
これもまた、いい。
マヨネーズをかければ、少しジャンクな味わいになる。それも悪くないけれど、今日はこのまま食べよう。
特別な料理でもなければ、誰かに自慢するような食事でもない。
それでも、自分で作って、自分で美味しいと思える。
そんな何気ない時間が、案外いいものなのかもしれない。
今日も、いつもの一日。
僕の日常は、こんなふうに続いていく。
食べることしか頭にありません(´-ω-)




