さくらが丘。
たしか さくらが丘だったはず いや 間違えたかな
幼馴染みのお墓が見当たらない 線香をあげていない
いつも一緒に馬鹿馬鹿しいほど 笑いあっていた親友
あいつが先にいってしまった 取り残されてしまった
いろいろ楽しいことを共有したり 悪さもしたりして
いまだに覚えている あの笑顔や 甲高い声や仕草を
それはずいぶん昔で はじめての友人 彼の墓を探して
たしか さくらが丘だったはず いや 間違えたかな
愛用していた煙草だったり 思い出を お供えした
幼馴染みの友人が、先に逝ってからは。