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第2話 第一異世界人との出会い

光が消え周囲の様子が見える様になると俺は、決意を新たにやる気を漲らせて確認作業に入った。


(車の台数も車種も帳簿通り、金も最後確認した時のまま、年齢は俺ってこんな顔だったっけ?)


確かに若返っていたが30年前の自分の顔を思い出せず若干正しい顔か怪しいもののその他は確認できた。


「よしやるぞ!」



丸一日が経った


「どうしよ・・・」

俺は周りを見ながら頭を抱えていた。

理由はこの場所にある


「誰も通らない・・・」

そう、何を隠そうこの場所丸一日が経ったのにも関わらず通行人が1人も通っていないのだ!

その結果俺は頭を抱えて悩んでいる


「これじゃ、マズいよなぁ」

神様との約束の事もあるし良い案を考えようとした時、それを偶然にも見つけた。


「これだ!」


1時間ほど作業して解決策を作り上げた。


「我ながら良い出来だ」

解決策、それは看板!大きい道まで行って看板を立てれば誰か1人くらいは来てくれるだろう。


「後は待つしか無いが来てくれるだろうか?まぁとりあえず今日はこれで様子見だな」


その夜、早速1人目のお客が来ることになる


夜20時頃

「うーん、来なかったなぁ」

また新しい解決策を考えなくてはいけなくなり頭が痛くなる


「とりあえず閉めるか、」

と俺が店を閉めようとした時


「すいませーん、誰かいますかー!」


「客か?!」

俺は急いで外に出ていった


そこに居たのは車に乗った女の子だった


(どう見ても高校生かそれより下だな)

俺は女の子の見た目から勝手に推測しながら接客に移る


「こんばんは、本日はどのようなご要件でしょうか?」


「うぇ!?男の人?!」

女の子はパニックになってしまったようだ


「はい、そうですが?」

(神様は男女比1:3って言ってたよな?

それなら男が出てきても珍しいくらいだと思うんだが)


「すいません!男の人は車に興味が無い人が多いから車のお店で働いているのにびっくりしちゃって」


「確かにそうですが、私の様に物好きもいますので、私はこの店の店主の古島真治と申します」


「そうですよね!人それぞれですよね!あと私は柿野麻子です!」

そんな感じで少し話をした後


「それで本日はどんなご要件でしょうか?」


「実は、偶々この近くを通った友達が看板を見かけたって話をお昼に聞いて興味本位で見に来た感じです」


「なるほど、一応ウチは中古車を売っていますが他にもタイヤ交換とか整備とかも出来ますよ」


「そうですか!実は車の買い替えを考えていてちょっと見せてもらえますか?」

俺はギョッとしながら質問をする


「失礼ながらご年齢はお幾つでしょうか?」


「あー、私一応大学生でして20歳になります」


「20歳ですか!?す、すいません!大変失礼致しました!」

(見た目からはまったく分からなかった)


「いえいえ、それで見せていただけますか?」


「ど、どうぞこちらへ」

俺は挙動不審になりながらも車置き場まで案内するのだった。

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