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天より落ちし光の柱は魔石を運ぶ  作者: えとう えと
第八章 赤翡翠高校編
157/193

156話 アズチツロイ


【弧】は昼神タケルを筆頭にしたした組織である。

 阿木が集めた【狐】と言う組織、そして力を高めた【孤】と名乗る稲津荒喜を取り込み今日この日完成した。

 配管が血管のように張り巡り、光源は過剰なまでに高く高い天井で輝くただ無理やりつけただけのライト。

 そして、光が照らすのはこの場に集まった数十人。

 彼らはお互いを知らぬものも多い中、ここら差しを共にしていた。

 見上げる先には教壇。そしてそこに立つのは五人の男。

 リーダ格の人物たちである。

 

 白衣を着るのは、以前【Nest】で魔石の研究をしており、最後には娘までも研究に使った男、如月涼月である。

 彼は技術面での貢献をしている。

 直近で言えば、到底喰魔の模造とは言えないものの混合魔法の人工的取得実験に成功している。

 

 そして、胡散臭そうな見た目をしているのはこちらも同じく【Nest】出身の男、相間彰晃である。

 彼は【Nest】に関わる比較的新しい情報を持っている人物と言ってもいい。

 以前は喰魔を強制的に共鳴させ【Nest】を追われるような形でここには来たが実のところ、涼月と取引をした結果のことであった。

 共鳴と言う稀にしか見れない現象を見たいという要望に応え、その代わり脱出手段を用意させたのだ。

 相間自身も共鳴は頼まれなくともしていたので全くのデメリットはなかった。

 

 その隣紳士そうな見た目の男が阿木だ。

 転移魔法の使い手で作戦の核になる人物だ。

 すべての作戦において慕われており、自身の【狐】という組織ではカリスマ性を発揮し慕われている。

 端島襲撃時や数年前の如月風都希が暴走した際にはその力が大いに役立っている。

 

 次に稲津荒喜だ。

 白い髪に、チャラそうな見た目をした男だ。

 彼の能力は儀式によって得た、鬼神アヤザミカミの力だ。

 その力の一端を顕現させて強力な一撃を繰り出すことが可能だ。

 修練を行いさらなる力の向上に期待が出来た。

 

 そして真ん中に立つ男、昼神尊琉。

 爽やかな印象を受ける彼だがこの組織のリーダーである。

 彼の使う力はアラキによって生み出された術により授かった神の力。

 その一端を行使する。


 ここに集まったものは多かれ少なかれこのうちの誰かひとりには敬意を持っていた。

 そして、その人がやるから自分もやると、そんな不安定な結束の上に彼らは成り立っていた。

 しかし、それは傍が思うほどやわではない、相当な強度を誇っていた。

 なにしろ、その人物に死ねと言われれば死ねるくらいには敬意があったからだ。

 それ故にこれは崩れない。


 タケルが声を上げるまでもなく皆を注目させた後口を開く。


「今日、ついに準備が整った!俺たちが【巣】を滅ぼすときが来たのだ!」


 やっと、今日だとタケルは考える。

 しかし、長かった思い出に思いをはせることもなく言葉を続ける。


「これより、作戦を開始する!手始めに幹部【鳰】の抹殺だ!!」


 皆が沸き上がり、殺気立つ。

 空気が厚くなり喉が渇きそうになるほどだ。

 決戦の時は来た。

 皆は一斉に動き出した。







 白い空間。

 まるで死後の世界のようなそこはトレーニングルームと言う名の要塞であった。

 無断は修練するだけのそこは今では敵を待ち構える要塞と化していた。

 中央に立つのは【Nest】幹部【鳰】である。

 そして、この部屋に見えるのも【鳰】だけであった。

 しかし、見えていないだけで部下はいる。

 待機しているのだ敵を向かい打つために。


 敵、それが何かわかっているわけではない。

 しかし、予知された寿命は今日で終わる。

 それをただ待つわけには行かなかった。

 それは【鳰】だけの意思ではなく、組織全体の意思であった。

 だから幹部はみな珍しく全員そろっている。

 施設内に彼らが張っているとなればそこはもう日本で一番安全な場所と言えた。

 彼らは大きな道をふさぐようにして配置された。

【鶯】、【鳩】、【鵲】、【鸛】、【雀】そして【鴉】であるがあと一人【鶺】は『七祭』の方に行っている。

 こちらが気付いていると感づかれないための策だった。


【鳰】は集中していた。

 いや、振り払おうとしていた。

 なにを?

 簡単だ。情だ。

 とっくに分かっているのだ。誰が来るかなんて。

 アラキとまたやりあう羽目になる。

 いや、前回は戦いともいえないものだった。

 しかし今回は殺すか殺されるかだ。

 と、そこで扉がスライドする。

 自動で開かれた扉に身構えるも直ぐにその必要がないと知る。

 【鸛】だった。

 この場所は転移対策や魔法妨害の類のものを仕掛けているため人の魔力や気配で判別しずらいのだ。

 本末転倒な気もしなくもないが、そうでもない。

 先ほど言ったように阻害するのは魔法だ。

 だから、妖力を使う【鳰】には関係がない。

 こっちは本気で戦える環境と言うわけだ。

 魔力感知についても、【鳰】が使うのは敵意の察知なので問題はなかった。

 

「久しぶりだね【鳰】さん」

「ほんとにそうですね【鸛】」


 話すのも久しぶりだ。

 そして、こっちが呼び捨てであっちがさん付けなのはやはり慣れない。

 とは言え本当に久しぶりだあの時【鳰】を幹部にしたのは【鸛】だが、【Nest】いないことも少なくないためここ最近はあっていなかった。

 

「いやー、随分変わったね君も」

「【鸛】はかわってませんね」


 彼は変わっていない容姿も何もかも。

 もう今では完全に見た目では【鳰】が上だ。


「まあ、変わらないとは言っても中身は老化しているような気もしなくもないけど。僕の場合衰えたとかではなく変化に近いのかな。まあ、それは良いとしてやっと完全に幹部以外がここから出たようだね」


【鸛】が言う通りここには幹部しかいない。

 もっと浅い場所には残っていつがそれは幹部たちの関所の向こう側だ。


「意外でしたね。あの人なんかは占いの間から出ないと思っていたのに」

「そうかな。僕としては開発部の人たちの方が研究がって言ってごねると思ってたよ」

「それこそないですよ。【Nest】の頂点である【鴉】からの命で動かない人間がいるとは思えない。いるとしたらあの人くらいだ」

「まあ、聞かないという意味ではそうか。でも、彼女は今回ばかりはそんなことしないよ」


 そういえば占いの間の彼女と【鸛】は面識があったか記憶してないが意外と知っているようだった。


「まあ、十分話したしこれくらいかな」


【鸛】は予言を聞いたからか最後に話せてよかったとばかりにそういった。

 これからそうならないように頑張ろうっていうときにどうなのかとも思うが、それでもそういう人だと知っていた。







【雀】。

 これが彼女の名前である。

 そして、この可愛らしい名前のように本人も可愛らしかった。

 世の特殊性癖を持ったものなら見逃さないその見た目はありていに言えば幼女であった。

 困ったことに幹部になる女はみな幼女か巨乳らしい。

 まあ、【鴉】は幹部というくくりではないが。

 そしてそんな【鴉】と仲の良い【雀】は通路で仁王立ちしていたのだが、端末に連絡が入り衝撃を受ける。


「うそっ!?」


 ひっくり返りそうになりながらも状況を理解しようと頭を回す。


「落ち着け―落ち着けー。大丈夫、私は只の幼女じゃない。私は合法ロリ、私は合法ロリ……」


 そしてやっと理解してまた驚いた。

 それと大事なことだがロリババアではない。

 まだ、二十一だ。






「ぐハッ……!」


 またかよ。

 そういいたくなるが、声なんか出せない。

 また、あの時と同じように腹をつかれている。

 部下が動くが遅い。

 すでに魔法制限域は出ている。

 凍る。

 通路がふさがれる。

 かろうじて名瀬だけがこちらに来る。

 展開の速さに目が回りそうになる。

 しかし、此処には幹部がそろっている。

 大丈夫だ。

 しかし、彼――【鸛】は笑った。


「残念だけど転移すれば意味ないよ」

「それは無理だな。ここは転移なんて使えない。魔法制限域を出て魔法こそ使えるが魔道具やアイテムの類は効果がない。それにゲートでも使わなきゃ長距離間の移動は不可能だ」


 もう、敬語何て使ってられない。

 こいつは敵だ。

 一瞬のうちに起こったことで頭が回らないが要は【鸛】は裏切った。

【鳰】を油断させ魔法制限域を飛び出し氷で通路を閉鎖、これは間違いだったではすまない。


「でも、残念なことに魔法が使えるなら関係ないんだ」

「何!?」


 瞬間、視界がゆがむ。

 そして、転移されたのだと気付いた。

 


 昼神家。

 かつてそういわれた場所。

 今では閉鎖されて人が寄り付かないこの場所に【鳰】は飛ばされた。

 ギリギリで掴んだのか名瀬もついてくる。


「どうやって……?」


 聞こうとして気付く。

 男の存在に。

 阿木だ。

 端島で見た男。

【狐】を仕切り襲撃してきた男。

 当時は転移についてアイテムの類だと思っていた。

 しかし、違う。

【鸛】がついているのは恐らくアラキたち。

 そして、その【鸛】と一緒にいるこの男はアラキたちと行動を共にしている。

 しかも、こちらで相間彰晃と【狐】の接触は確認されている。

 なら、恐らく相間が青高文化祭でゲートやアイテムの類を使わずに消えたのはこいつの能力を使い転移した可能性がある。

 転移ならば端島の際の銃での攻撃を【鵲】が防げなかったのもわかる。

 弾丸はやはり特殊なものなのだろうが、斬れなかったのは恐らく転移させて座標をずらしていたからだろう。

 点と点が繋がる感触を感じる。

 彼の能力転移だと考えればすべてに説明がつく。

 そして、逆に言えばタケルが【鳰】の阿木についての記憶を消したのは最高の一手であったと言えるだろう。

 それさえ、知っていればすぐに解決したのだから。


 しかし、絶体絶命のこのピンチでどうするか頭を働かせようとした時、阿木が動いた。


「ではここで失礼します。あとは頼んだ」


 後ろにいた人影に話しかけて阿木は消えた。

 後ろにいる人物の戦闘力が相当高いのか【鸛】だけでも余裕と言うことなのか。

 しかし、警戒しなければ。そう思って引き締めたところで、聞きなれた声が心を揺らした。


「久しぶりだな。かなめ」

「あ、らき……」


 名瀬の口から驚愕に顔を歪めそんな声が出た。

 しかし、それには目もくれず【鳰】を見る。

 

 来るのは分かっていた。

 しかしでも実際にあってしまうと、どうすればいいのかなんてわからなかった。


「じゃあ、僕は水を差さずに見てるから」


 それを知ってか知らぬか、いや、彼には関係ないのだろう、縁側に座って観戦の準備を始める。


「じゃあ、行くぜ」


 前はフヅキを、しかし今は【鳰】を明確に殺そうとしている。

 そう考えると吐き気を催す。


「クッソ!」


 それでもやらなければならない。

 名瀬はショックだったのか動く気配がない。

【鳰】は札をばらまいた。


 最良の条件化を生み出したあの部屋は使えない。

 幹部と言われる前に強くなったとはいえ迎えあえばわかるのだ。

 アラキがもっと強くなっていることに。


「アヤザミカミ!」


 鬼が現れる。

 一度還付なきまでに負けているが【鳰】だって強くなっている。

 そう簡単には負けない。

 札の強みである複数属性の攻撃。

 依然とは違い弱点も知っているし、威力も比べ物にはならなくあっさりと内滅ぼすが多分違うのだ。

 この戦いでの最高戦力はすでに神の断片ではなくアラキ自身だ。

 圧倒的な身体能力で迫るアラキに【鳰】も負けじと攻撃を繰り出す。

 体術は【鳩】ほどではないが鳥取ダンジョンのボス級を瞬殺できるくらいにはなっている。

 しかし、アラキはその比ではない。

 防いだはずの攻撃はすぐに押し返され隙が生まれる。

 そして、いつぞやの【鸛】真似るように手を添えられる。

 しかし、次に来るのは優しい死ではない強烈な衝撃。

 そして、次の瞬間には胴を貫いた。


 ――7月28日【Nest】幹部【鳰】死亡。


 予言通り死を迎えた。

 昼神かなめとしては二度目の死であった。


 一度目の死とは違い、血に濡れ慈悲もなく死んでいった。



 その瞬間世界は動いた。

【鳰】の死亡により命秤結解が解除されたのだ。





 とある神社。

 もう廃れたその神社には数年前一人の少女が封印された。

 もう数十年は眠るはずの少女は数面前と変わらぬ姿のまま土を踏んだ。

 彼女は歩き出す。

 愛する人を探すため。


 季節外れとも言い切れないが浴衣の少女はあったら何を話そうか考えて。

 敵わないと知りながら一歩また一歩と土を踏んだ。






 同時刻。

 全国七か所の封印が一斉に解除。

 アデゥシロイ含め七体の高魔力反応が確認される。





「さあ、準備は整った。頼むよ」


 タケルは阿木にそういうと彼は頷いて作戦を開始する。

 この作戦は爆弾ともいえる七体を【Nest】の重要施設に落とすのだ。

 本来なら高等学校だけでなくなってしまう数だが今日を見計らって結構した理由は『七祭』によって一か所に集まっていることが大きかったからだ。

 転移を開始する。

『七祭』の会場。【Nest】本部。

 比較的重要施設に送り込み混乱に紛れて制圧、これが今回の大まかな作戦だった。

 高等学校はともかく【Nest】の施設は本部しかない。

 支部と言ってもただの玄関口ですべては本部につながっている更に重要施設はすべて本部にあるためここに六体一気に送り込むことになっていた。

『七祭』一体で十分だろうが本部には【鴉】含めほぼ全員の幹部がいる生半可な数ではすぐに倒されて終わる。

 阿木の仕事は多いがこれさえ終われば後は乗り込んで王座を奪うだけ簡単な話だった。


「まずは『七祭』。送るのはアデゥシロイ」

 

 






 

 黒く隆起した筋肉の上に深紅の毛皮を被り腰に付けたベルトには二振りの太刀が挿されている。

 そして、俺が握る刀は奴から奪ったうちの一本のアヤザミカミ、そして、首飾りにはもう一振りのアカイロノが入っている。

 思い出すのはあの日の光景。

 あの時はいい勝負をしてたなんて考えていたが、今でこそわかる。

 あれは俺には勝てない。

 もちろん俺を圧倒していた千里でさえも。

 ネストが倒すのではなく封印するのもわかる。

 幹部たちが勝てるかどうかは別として、相当な犠牲を出しかねない作戦をするより封印の方がいいだろう。


 そう思っていると目が合ったような気がした。

 そして次の瞬間人狼は俺の目の前にいた。

 完全に狙われている。

 千里のことは素通りで俺に来た。

 しかし、黙って殺され鵜わけにもいかない。


 それでも奴の方が刀を抜くのが早い。

 スローモーションに感じられる感覚の中でアデゥシロイは刀を振り上げていて、俺はまだ刀は鞘だ。

 視界の端では焦って紗奈と蒼介たちが動いているのが見える。

 そういえば下から見て席はそんなところにあったのかなんて思いながらも不覚にもその瞬間死を受け入れてしまった。

 なにが命を賭けるだ?馬鹿馬鹿しい。

 死んだら意味がない。


 血に染まる。

 助かる量じゃない。

 しかも、貫くのは何か付与された刀だ。


 アデゥシロイは自身の腹を貫いていた。


 意味が分からなかった。

 自害か?

 そう思ったときそんな生易しいものではないと気付く。

 身体を貫くか刀を中心に魔法陣が何重に形成される。


 ――魔法を発動したその瞬間に頭に膨大な情報を流し込まれた。

 俺の脳を焼き斬る攻撃か、それともまだ攻撃はこの後来るのか。

 そんなことを考えられるほど俺の脳は丈夫ではなかった。







 アディシロイが現れた瞬間、紗奈と蒼介は動こうとしていた。

 今の伊織は満身創痍で戦えるような状態ではない。

 例え棄権になっても乱入しなければ命が危ないとわかっていた。

 だから。

 だから、動こうとしたのに最悪のタイミングで阻まれる。

 転移。

 恐らくアイテムの類ではない。

 しかし、そんなことわかっても何の意味もなさなかった。







 紗奈は目の前に立つ人物を見る。

 自分より少し上の少女。

 雑面をして顔こそ見えないが怪しさが醸し出ている。

 どこかの部屋に飛ばされたようだが様子は分からない。

 和室のような場所ではあるが外は見えない。


「ここは、占いの間二号」

「……」


 いきなりそんなことを言う少女を警戒する。

 占いの間、確かにここらあたりはあるがどういうつもりかわからない。

 観察に徹するしかない。

 そう思ったときには魔法陣が展開されていた。






 蒼介は自身と紗奈が飛ばされ、更に分断までされたことに気付いた。

 そして、目の前に立つのは一人の少年。

 不気味なまでに同じ顔。

 少しやつれて雰囲気が違うためあまり他人では気付かない可能性もあるが、自分の顔は間違えない。

 自分よりも少し上ではあるがそれ以外には違った点は見られないのだ。

 親戚か、それとも。


「自己紹介は必要かな?」

「出来れば」

「うーん。どうせ知ることになるけど、まあ、いいか」


 意味の分からないことを言う。

 死ぬのだから、意味がないと言われた方が納得もするのだが。


「僕の名前は【鸛】。【Nest】の幹部」


 その言葉に驚くもそれは時間稼ぎだったのだろう。


 魔法陣は完成していた。


「やっと、ここまで来たよ」


 そう聞こえて意識が飛んだ。

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