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決め台詞は「PPKを〜〜ぶっ壊〜す!(P国党)」

俺たちは馬車に乗り込むと、ペペロニアを目指していた。


「そういや、ピッピンプンスカ教会について、動画のコメントとか来てない?」


俺は教会に行く前にカトリーナに聞いてみた。


「めっっっちゃ来てるよ!やっぱあの教会ヤバすぎるって」


「やっぱそうか」


「うん!色んな街で怪物ウニの中毒者と狂信者がたくさん出てるみたい」


怪物ウニに張り巡らされた"魔王の芽"の一部。


あれが果たして何を意味するのか。


「でも、そんなんじゃ帝国もさすがに黙ってないんじゃないのか?」


「そ、それが、私も先日父に聞いたのですが、教会の影響力はすでに帝国にも大きく及んでいるようです」


黙って聞いていたメイジーが話に加わる。


「マジかよ」


「ええ。帝国の息の掛かった企業群に対して多額の資金提供をしているようで、帝国官僚の天下り先として機能し始めているそうです」


「なんだそれ……」


帝国に対して影響力を持っていると聞いてはいたが、まさかそこまでとは思わなかった。


「ですので、ピッピンプンスカ教会への圧力を掛けるなんて今の帝国には絶対に無理とか……」


「弱っ!!」


俺は苛立ちながら呟いた。


「でもさ。ガリレオの娘さんとか、ローエングリンとか、国民に実害が出ているのも事実だし……。コメントだけでも300くらいは被害者の書き込みがあったしさ。やっぱあの教会、ぶっ壊すしかないんじゃない?」


カトリーナが他人事のように物騒なことを言う。


「いや、でもコメントだけで悪いことしてる、って決めつけることもできないし……」


さすがの俺も一組織を相手にするとなると、慎重にならざるを得ない。


「でも、実はコメントにピッピンプンスカ教会の熱狂的信者みたいな人も書き込んでたんだけど……」


「なんて書いてあった?」



「『サタンとかいうブ男、消えろ』って……」



「あ!?なんだと!?俺のどこがブ男なんだよ!!」


「さらに『森へ帰れ』って……」



「いや、森の生き物じゃねーわ」



「痛いところ、突いてくるよね……」



「刺さってんじゃねーよ!」



「でも、そこまで言われちゃ、サタン。やるしかないよね」


俺はプルプル震えながら、決意の表情になる。


ーーーそしてカトリーナと共に言い放った。




「「……PPK(ピッピンプンスカ教会)を〜〜ぶっ壊〜す!!」」



俺たちは腰を少しひねりつつ、肘を曲げてグーの拳を前に突き出した。



「よーし!がんばろー!」


「ああ。何がなんでも『美男子』って世論にしてみせる」



「………………………………。がんばろっ!」



「間、開けてんじゃねーよ」



メイジーの冷めた目に見つめられながら、ペペロニアへ向かっていった。

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