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人と神様の国取り合戦  作者: きりきりきりたんぽ
称号『復讐者』
31/125

発見

「では、今日はお疲れさまでした。」


 アナさんは僕達を受付まで案内した後、すぐに戻っていった。

多分、ギルマスに『鑑定』スキルについて聞くつもりなんだろうな。


「これからどうする?」


「私は一回孤児院に戻りたいですね。今日倒したウサギを院長先生に渡しておきたいです。」


「私はじゃあ、先に革職人のおばさんの所に行っておくよ。」


「僕はおばさんの所に行こっかな。」


「じゃあ、俺はヒカリと一回孤児院に帰ってから、鍛冶屋のじいさんの所に行くからいったん解散ってことでいいか。雑用が終わったら、いつもの裏庭でみんなで魔法の練習なり剣の練習なりをするか。」


「「「了解。」」」



 討伐依頼は初めてだったな。身体強化と武器強化を全力で使ったのはあの時、暗殺者みたいなやつと戦った時以来だったな。

 ……そういえば、アカサ商会ってどうなったんだろ?でも、たしかあそこの娘だっていうアリスはあの騒動の後と前では大して変わってなかったな。っていうことは、完全に店ごと潰れたってことではなさそうだな。う~ん、トワの話と合わせると商会長は捕まったけど、商会は普通にあるっていう感じかな。

 まあ、関わってこなかったらどうでもいいか。



「おばちゃーん、来たよー。」


 おばちゃんが家から出てきた。


「はいはい、今日は大丈夫なのかい?討伐依頼だったんだろう?」


「大丈夫だよ。ウサギを3匹くらい倒してきただけだから。」


「へぇ、まああんまり無理はしないようにね。庭掃除は大丈夫だったらやっていきな。」


「わかったー。」


 いつも通り左目用の眼帯を付けて、庭掃除を開始する。魔力放射と魔力感知を使って庭の草を見つけては抜いて、見つけては抜いて、を繰り返していく。

 う~ん、あんまり魔力放射はうまくいってるような感じがするんだけど、魔力感知があんまり発動できてないな。もっと、魔力を感じてみないと。

そう、魔力感知は、体の外に出した魔力を、感じて、知る、ことなんだよ。


 あれ?体の中の魔力はどうしてたっけ?

そう、体の中の魔力は魔力循環で把握できてる。

じゃあ、体の外でも循環のイメージでやってみるか。


 あ!魔力放射もまっすぐ魔力を外に出してる!これがいけなかったのか。

まあ、確かに考えてみれば剣もただ振り下ろすよりも、横なぎに切った方が攻撃できる範囲は広いからな。魔力も多分同じ感じにしたら、いいんじゃない?


 体の外に僕を中心に渦を巻くように魔力を出す。それをまずは感じてみる。

……ん?何かにぶつかって魔力がさえぎられてる?これは、……雑草だ!


 そうか、これで魔力がさえぎられてるところに雑草があるのか。

じゃあ、この範囲を広げたら、………

おお、この庭の雑草がある位置がわかったぞ。このまま、雑草を抜いていこうか。


………、………………、……………………。


 ふう、10分ぐらいやってたな。結構抜けたぞ。体の使い方も意識してできたし。

あと、少しで全部抜き終わる。少し、魔力量の確認をしておくか。


あっ!もう四分の一くらいしか残ってない。星みたいなのすごいボロボロになってる。

こうなると、やっぱり使える時間は少ないな。長くて20分くらいって感じか。

感覚強化もそれくらいしか使えないし。


 とりあえず、さっさと終わらせるか。





「おばちゃーん、終わったよ。」


 おばちゃんが家の中からのそのそ出てくる。


「はいはい、今日は魔力量にも気を配りながらできたね。」


「うん。…そういえば、今更なんだけど、おばちゃんって結構強かったりする?」


「それはどうしてだい?」


「庭掃除を眼帯しながらするように、って言ったのはおばちゃんだったじゃん?それのおかげでまた新しいことに気づけたし。それ以外にも、前にすごい威圧を放ってたし。」


 そう、おばちゃんが放った威圧はあの時のブラッディ・ベアほどではなかったとしても、かなり強かった。


「そうだねぇ、もう昔の話さ。…強かったら、なんだというんだい?」


 ほら、やっぱりすごい目線が鋭いし。


「教えてほしいことがあってさ。」


「なんだ、戦ってほしいとかじゃないのかい。ジークは何回も戦ってくれって言ってきたがね。

まあいいさ、何を聞きたいんだい?」


ジークさんはそんなことをしてたのか。…僕ももっと強くなったら頼んでみようかな。


「『鑑定』のスキルってどうやったら、獲得できるの?」


「はー、もうそんなことに興味があるのかい?まあ、実際魔物と戦うってなったらほぼ必須のスキルだからね。」


「じゃあ、やっぱり上位ランクの人はみんな持ってるの?」


「いや、そういうわけでもないんだけどね。代わりになる魔道具を買えばいいだけだからね。信じられないくらい高いらしいが。で、どうやったら『鑑定』が得られるか、だったね。

もし、獲得できるならすぐに獲得できるよ。

でも、そうだねえ、…このしおりだね。」


 おばちゃんはポケットからしおりを取り出すと渡してきた。

……え?しおり?何に使うの?


「どうやったら、獲得できるの?」


「そのしおりの中には、秘密の暗号が書かれてる紙が挟まってるからね。その暗号をしおりを傷つけないで見破ってごらん。」


 確かに、しおりの中心あたりに何かが入ってるような感じがする。


「そしたら、『鑑定』のスキルの獲得の仕方を教えてあげよう。」


 これで、獲得できるってわけじゃないのか…。

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