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人と神様の国取り合戦  作者: きりきりきりたんぽ
称号『復讐者』
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支援魔法って何ですか?

「じゃあ、探していこうか。」


「そうですね、少しだけ支援魔法の練習をしてもいいですか?風属性魔法か光属性魔法で効果がありそうな支援魔法をかけられるんですが。」


「へー、どんな感じなの?」


「風属性魔法は動きの速さを底上げできます。光属性魔法はHPやMP、SPの自動回復状態を付与できます。まあ、そこまで強くないのであまり動きの速さは変わらないと思います。」


「すごいじゃん。ちょっとかけてみてくれない?」


「いいですよ。…“ウインド・ブレッシング”っと。」


 僕の体が少し緑色に光った。


「あと“ライト・ブレッシング”っと。こんな感じです。」


 僕の体がさっきよりも強く光った。何か変わったのかな?


「少し剣を振ってみてもいい?」


「いいですよ。試してみてください。」


 じゃあ、せっかくだから身体強化も全開で使ってやってみようかな。


ヒュンッ!


 ……え?なんか音が違うんだけど……。普段はブンッっていう感じだったのに。……え?やばくない?これ絶対さっきとは威力段違いでしょ。


「どうですか?」


 剣を振り切った後、あまりの衝撃に固まっている僕にヒカリが声をかけてくる。


「いや、これね多分凄すぎるんだけど…。多分さっきよりも倍近く威力高いと思うよ。」


「えっ!?そんなにですか!?私が自分にかけた時はそこまで強くなかったんですが…。」


「せっかくだから試してみようか。ちょうどこっちに来てるみたいだし。」


 デカウサギがこちらに向かって突進してきている。心なしかさっき倒したのよりも、色が濃いような気がする。


「ほんとですね。では一応魔法の準備はしておきますね。思いっきりやってみてください。」


「うん。」


 デカウサギがこちらに近づいてきて、…剣の間合いに入ってぶつかりそうになった。そのタイミングで、少し横にずれて躱すと同時に剣を振り下ろした。


シュッ!


 ほとんど抵抗なく、魔物の体を僕の剣が切っていた。その魔物を二人で見てみると、さっきよりもきれいに倒せている。


「ね?」


「……そうですね。さっきより体勢が悪かったのにきれいに切れています。この魔法ももっと使ってみないと勝手がわかりませんね。」


「そうだね。身体強化は使う魔力で倍率が変わるから、それと同じ感じかもしれないね。」


「もしそうだとすると、ステータスが高いほうが威力が上がるって感じになりますね。では今度は魔法力を強化する支援魔法を使ってみていいですか?」


「なるほど!僕とヒカリがででどれだけ魔法力が強化されるかを比べるってことだね。」


「そういうことです。協力してくれますか?」


「もちろん。」


「では“ウォーター・ブレッシング”」


 僕達の体から水色に光った。


「これで魔法力が上がったの?」


「はい、そのはずです。では早速探して、…っとまたタイミングよく来ましたね。しかも2匹。」


「じゃあ、片方足止めしとくから、魔法で攻撃してみてよ。」


「いえ、どちらも私が倒してみます。範囲攻撃できる魔法もあるので。」


「そうなの!?ちょっ、見せて。」


「分かりました。では“ファイヤーボール・連撃”!」


 ヒカリの手に火の塊のようなものができて、そこからいくつもの火球が飛び出していった。

えぇ~…。何それ。強すぎない?なんか少し魔物の体に焦げ目がついてるし。


「…強すぎない?」


「…私も全力でやったのは初めてだったので何とも言えませんが…。これは強いですね。しかもさっきかけた風の支援魔法もこの水の支援魔法もどっちも初級魔法っていう一番簡単な魔法なんですよ。これよりも強い魔法があるってマロンさんが言ってましたし、実際使ってましたね。」


「そうなんだ…。なんかそれでも攻略できないダンジョンってやばいね。」


「「……………。」」


 Bランク冒険者のジークさん達の強さの一端を垣間見た気がした。なんか、……やばいし怖いわ、上位ランクの冒険者って。


「はっ!ヒカリ、魔物の収納した?」


「あっ!忘れてました。早く収納しておかないと。」


 僕がさっき倒したのも含めて3体収納してもらった。


「収納魔法って便利だけど、なんか制限とかないの?」


「はい、使える魔力量が減っていきます。なので、あとはいるのは5匹ほどでしょうか。」


「なるほど。アントン達が倒した数も考えるとあと倒せるのは1匹ぐらいかな。」


「そうですね。次はレオが倒していいですよ。私はさっき2体倒したので。」


「ありがとう。じゃあ、早速探そうか、…って言おうと思ったけど、また来たね。ここら辺多すぎじゃない?」


 こちらに走ってくる黒いウサギが見えた。…うん?黒い?あれ確か黒いのはやばいって書いてあったような…?


「ねえ、あれ黒くない?」


「…黒いですね。」


「魔法で牽制してくれない?そこを剣で攻撃するから。」


「いいですよ。あまり強い魔法は使えませんが、…“火球”!」


 火の玉が黒いデカウサギの所にまっすぐ飛んで行った。それを…よけた!?しかもジャンプで!?いやいや、やばいでしょ。どんな反射神経してんだよ。まあ、絶好のチャンスなんだけど。


「ふっ!!」


 黒いデカウサギに向かって、全力で身体強化と武器強化をかけた剣を振った。


ザシュッ!


 僕の剣が黒いデカウサギの体を切り裂いた。


「ふう、何とか倒せたな。」


「そうですね。魔法をジャンプで交わされたときは本当にびっくり、っ!」


「っ!」


 なんだ?体の中心のその奥に何か暖かいものが入っていくのを感じる。それがあふれて体の隅々まで広がっていく感覚がする。魔力循環と似てるけどでも、全然魔力とは違う何かが体を駆け巡っている。それがようやく収まっても、まだ不思議な感覚は残っている。多分、ヒカリも同じようなことが起こってるんだろう。すごい微妙な感じの表情をしている。


「何が起こったんでしょう…?」


「分からない。倒した黒いデカウサギを回収したら二人と合流しようか。」


「そうですね。」


 初めての討伐依頼は何とも言えないような感じで終わったように思えた。

この世界の火属性魔法は現実のものとは違った原理で燃えています。なので森の中で火属性の魔法を放ってもよほど火力が強くない限りは森林火災になったりしません。


修正情報


貨幣の価値を変えました。

金貨1枚=銀貨10枚=銅貨100枚=鉄貨1000枚といった感じにしました。

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