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第41話:作戦会議

「第二回! 誠一を振り向かせよう大作戦会議〜!」


「わ〜ぱちぱちぱち〜」


夏休みが始まったばかりの日の午後、私は須藤君の勤める喫茶店に顔を出していた。

参加者は私と須藤君と……あれ?


「えっと、あなた誰? なんでここに?」


須藤君の隣には小動物を連想しそうな雰囲気の女の子が困惑顔で座っていた。


「えっと、私にもなにがなにやら……」


「この子は同僚のハム子ちゃん、今回の作戦の協力者なの」


ハム子ちゃん……? ニックネームか何かかな? 流石に本名ではないと思うけど。


あれ、この子どこかで会ったような……気のせい?


「は、初めましてでは無いかもしれませんが初めまして、私ここで働かせてもらっている愛称ハム子と申します、あ、ハム子というのはハムスターっぽいところから取られていてだからどうしたというわけでもないんですけど、えっと、どうでもいいですよねこんな話はそれで何でここにいるのかということですけど私にも実は何だかさっぱりちんぷんかんぷんでして須藤先輩に聞いてみないとちょっと分からないんですがえっと」


「は〜い、ストップ」


「むぎゅ」


須藤君が手で口をふさぐとハム子ちゃんはふがふが言った後おとなしくなった。


「……さて、それでは今回の作戦を説明しましょう」


そして須藤君は何事も無かったかのようにスルー。

しかし私も新たな作戦が気になるのでスルー。


「あうう……」


ハム子ちゃんちょっと涙目、この子いじられやすい子なのかな?


「あ、その前に前回の話なんだけど」


「ああ、前回って猫耳メイ」


「わーわーわー!」


私は慌てて思い出すのも恥ずかしいあの単語をかき消した。

うう、今でも顔から火が出そうだよ……。


「と、とにかく! 前回が前回だからあんまり変なのは勘弁してよ! すっごく恥ずかしかったんだから!」


「あの……前回って一体……?」


「なんでもないから! 忘れて!」


「は、はいいっ!」


口を挟んできたハム子さんをつい睨んで封殺。


「ふっふっふ、今回の作戦はかなりの自信あり、それに前回よりは恥ずかしくない……ヨ?」


その疑問系にかなりの不安を覚えるんですが。

とりあえず聞いてみないことには話が進まないよね。


「で、一体どんな計画なの?」


「名付けて! 『ドキッ☆!水着と温泉で完全悩殺計画!』」


どうしよう、果てしなく不安だ……。


次回へ続く……?

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