ごめんね。
ごめんね。
お姉ちゃん。
今日はとっても
嬉しかった
お姉ちゃんが頑張っていること
お姉ちゃんがお母さんに優しくしてくれること
話をしていて
とっても嬉しくなった
とっても
とっても
嬉しいのに
あなただって
頑張り屋なのに
あなただって
優しいのに
あなたがいないことを思い出して
泣いてしまった
頑張って
お姉ちゃんのいないところで
泣いたけど
泣いてしまったのに変わりはない
あなたはあなた
お姉ちゃんはお姉ちゃん
どっちも
大事にしようとしていたのに
あなたのことばかり考えてる
ごめんね。
お姉ちゃん。
ごめんね。
お兄ちゃん。
なかなか仕事が決まらなくて
フリーター生活も長くなってきたけど
それでも
腐らず
毎週ハロワに通って
派遣のバイトも頑張って
一番辛くて
愚痴を言いたくなるだろうに
愚痴も言わずに頑張っているよね
あなたが入院したときも
自分のことより
あなたのこと
お母さんのこと
お父さんのこと
お姉ちゃんのこと
先に考えてくれたよね
今まで
お兄ちゃんのだらしないこと
口の悪いこと
怒ってばかりいたけれど
今回
お兄ちゃんのいいところたくさん
見つけた
でも
相変わらずお母さんは
お兄ちゃんを怒ってばかりいる
だって
お兄ちゃんに
優しくしたら
前と違ったことをしたら
あなたがいないみたいで
いやなんだもの
お母さんと
お兄ちゃんが
小さなことで喧嘩して
あなたと
お姉ちゃんがあきれてる
いつもの生活を壊したくない
いつも通りにしていたい
ごめんね。
お兄ちゃん。
ごめんね。
ごめんね。
お兄ちゃんも
お姉ちゃんも
大事な子どもなのに
お母さん
どんどん
だめな
お母さんになっていく