表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

♡♥︎♡♥︎♡宏太 4/10♡♥︎♡♥︎♡

「でさでさー!」

「えーまじぃ!?」

聞き慣れたざわめき。

中学校生活第一日めの朝。

俺はその中で小学校からの友達とふざけあっていた。

「あっ!おいこら返せー!」

「やーだねー」

「宏太めー!」

俺は毎度おなじみの手、物を盗むという悪戯で追いかけっこをしていた。(もちろんふざけて、だ。)

そんな中、ふと近くをみてみると。

「…」

女の子がポツンと、たった一人で座っていた。

「はぁ…」

ため息をついたその背中が、なぜだか俺には寂しそうに見えて。

思わず声をかけた。

「…え?」

彼女は驚いたように振り向き、俺と彼女は向き合う形になった。

(…!やべぇちょっとかわいいかも…)

つい俺はそんなことを考えてしまった。

でもそんなことは顔に出さずに、も一回、彼女に聞いた。

「ため息なんかついて、どーした?」

て。

すると彼女は…可愛いことに、顔を赤らめながら

「ぇ…ッと…いや、なんでも…」

と言ったのだ。

こーゆーのが意外とタイプな俺の胸はドキィィンとなる。

(やべぇやべぇやべぇ…まじで可愛い…)

俺は内面汗をかきながら、それでもポーカーフェイスに

「ん…そっか」

と言って、彼女から目を離して後ろの友達と話し始めた。

俺はその時知らなかった。

俺が、そして彼女が。

お互いに、



したことを。






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ