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作者: 初菜

ふとした事で知り合った女のマンション。三方向に窓があって朝日と夕日が見れて風通しもよく景色もいい。彼女は少し挙動不審なところがあったけど天然なのだろうと思って気にしなかった。ある日訪ねると彼女の猫がいない。どうしたのかと思い訊けばサッカーボールという。

そのとき『また何をいってるんだ?』とぼくは思いながら「ボール、ボールね」と呟きながらボールを探すことにした。きれいに片付いている彼女の部屋のどこを探してもボールは見つからない。猫も見つからない。降参だよと告げると嬉しそうな笑みを浮かべ、ベッドをずらした。

けっこう力あるんだな・・・・・・。ずらすのを見ながら関心していたが、そのうち別の方へ関心が向く。ずらされたところに穴がありちょっとした収納になっていた。その暗い穴をのぞき込むと彼女の飼ってたxxxがxxxxな状態でxxxいた。

他にも様々なxxxxxな物が腐敗し、腐臭を発していた。こんな強烈な臭いに気がつかなかった自分と気がつかせなかった彼女に鳥肌が止まらない。「ね、ボール」にっこり笑いながら彼女はxxxを指差す。ぼくは急いで走り去った。それ以来彼女とは会っていなかったのだが。

忘れようにも忘れられないあの出来事。それでもショックからはようやく立ち直ってきていたある日。ニュースで彼女のマンションが出ていた。警察が見つけたのだ。あの、穴に今度は人を。彼女は逮捕され、それからそのマンションは人気がなくなり建て直された。

立て直された建物は少しおしゃれなホテル。建て直しと言っても元あったマンションを改築しただけで、あの部屋はまだあった。307号室。あの部屋の事を知らないで泊まる客は幸せだと思う。夜中に人の歩きまわる音や動物の鳴き声が聞こえるといううわさは絶えないが・・・・・・。




という夢を見て起きたのさ!

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