83話:商都の影、黒鉄団の反乱
商都を支配する黒鉄団――暴力と利権に塗れたその影に、ひとりの仮面の剣士が立ち向かいます。
本話では、フィンが“黒剣の傭兵”として潜入し、地下に隠された闇を暴く姿を描きました。
とくに注目していただきたいのは、救い出された“エルフの少女・セリア”との出会いです。
言葉も文化も異なる彼女との交流が、これからの旅路に温かな変化をもたらしていくでしょう。
商都。
交易と金の匂いが渦巻くこの都市では、今、人々の表情から笑みが消えていた。
大通りには商人と旅人が行き交っていたが、どの顔も緊張に強ばり、誰一人として視線を交わそうとしない。
店先の主人は、道行く者の様子をうかがいながら、小声で物を売っていた。
屋台には活気がなく、目を引くはずの呼び声も、どこか怯えに似た静けさを帯びている。
その空気の中を、フードを深く被った男が歩いていた。
フィン・グリムリーフ――いや、今この街では、「黒剣の傭兵」として知られる謎の剣士。
漆黒の仮面に、全身を覆う暗灰色の軽鎧。背中に帯びた剣は、あえて刃を隠し、鞘のままにしてある。
王であることを隠し、仮面の剣士として潜入するには、これ以上ない装いだった。
フィンは足を止め、市場の片隅に佇んだ。
壁際に座り込んだ老婆と視線が合う。痩せ細ったその手が震えていた。
「……兄ちゃん、よそ者かい? 早く出な。ここは、もう“黒鉄”の街さ」
そう呟いた老婆の声には、希望の欠片もなかった。
黒鉄団――武装商人たちが結成した自警団。だが今や、街の治安と権力を私物化し、私兵を持ち、地下では奴隷売買にまで手を伸ばしているという。
貴族たちは金で黙らされ、王都からの使者すら行方不明になったと噂される始末だった。
フィンは小さく頷き、老婆の前に銀貨を一枚置いた。
「ありがとう。だが、俺はまだ帰れない」
そう言って歩き出す。
その背中を見送りながら、老婆は呟いた。
「……あんた、“本物”かね」
返事はない。だが、その無言こそが答えだった。
◆ ◆ ◆
黒鉄団が拠点とする“旧中央交易所”は、今や豪奢な屋敷のように改築され、外門には私兵たちが睨みをきかせていた。
フィンはその前に立ち、わざとらしく重い足音を響かせる。
「おい、何者だ。名を名乗れ!」
兵士が一人、威圧的に声を張り上げた。
フィンは仮面越しにゆっくり顔を上げる。
右手を腰に、左手でゆっくりと仮面を軽く押さえたまま言った。
「……黒剣の傭兵。団長から直に依頼された」
「そんな話は聞いてない!」
兵士たちが剣を抜こうとした瞬間――。
フィンは一歩、音もなく踏み出す。
瞬間、空気が張り詰めた。
剣は抜いていない。それなのに、兵士たちは一斉に気圧され、剣の柄に添えた手を止める。
「試してみるか?」
低く響く声に、兵士の一人がごくりと喉を鳴らした。
「……通せ。団長に知らせてこい!」
すぐさま門が開かれ、フィンは堂々とその中へと歩みを進めた。
◆ ◆ ◆
屋敷内は、かつての交易所とは思えぬ華美さに溢れていた。
赤絨毯が敷かれ、壁には豪商たちの肖像画。天井には金の装飾が施され、階段の手すりには細工が施されている。
だが、華やかな外見とは裏腹に、屋敷の空気は澱んでいた。
笑い声、怒声、何かを引きずる音――。
奥の方から、女や子どもの泣き声がかすかに聞こえてくる。
フィンは、それに目もくれず、まっすぐ奥の部屋へと進んだ。
重厚な扉が開かれる。
部屋の中央に座していたのは、黒鉄団の頭領――バゼル・ゴルド。
油断なく鍛えた肉体に金細工の鎧を纏い、右目に傷跡を持つ巨漢だった。
「お前が、“黒剣の傭兵”か。仮面の中身はどうあれ、いい度胸だな」
「用件は聞いているはずだ。奴隷輸送の警護に加わる」
「……ふん。まあいい。だがここは“信頼”がすべてだ。何か証を立ててもらわねばな」
バゼルが指を鳴らすと、部屋の隅から二人の少年が引きずられてきた。
目隠しをされ、口を縛られたまま、痩せた体に粗末な布を巻き付けている。
「殺せ。こいつらは反抗者のガキだ。ここで手を汚せるかどうかで、お前の“本気”を見てやる」
周囲の黒鉄団員たちがにやにやと笑いながら見守っていた。
フィンはゆっくりと、少年たちの前に歩み寄る。
仮面越しに、誰にも表情は見えない。
刃が、静かに鞘から抜かれた。
……次の瞬間、血飛沫が舞った。
だが、それは少年たちではなかった。
「ぐっ……!? が、があああああっ!」
叫び声を上げて倒れたのは、少年たちを押さえていた団員の一人だった。
フィンの剣は、一切の無駄なく――首筋だけを斬り裂いていた。
そしてもう一人を一撃で沈めると、背後にあった黒鉄団の連中が一斉に武器を構える。
その瞬間、フィンは仮面の奥で静かに言った。
「信頼とは、命令に従うことではなく、“正すべき相手”を間違えないことだ」
剣が、低く唸るような音を立てて構えられた。
――この時点で、フィンの戦いは始まっていた。
室内の空気が、一瞬で張り詰めた。
黒鉄団の団員たちが腰の剣を抜き、無言でフィンを取り囲む。
その数、ざっと八名。全員が実戦を経験してきた武装商人の兵であり、無駄な殺気はなく、戦闘の型も整っている。
だが、彼らが知らぬのは――目の前に立つ仮面の剣士が、王都を護り、国境を守り、戦場の最前に立って剣を振るってきた男であるということだった。
フィンは、仮面の奥で静かに息を吐く。
「……来い」
一言。それだけを呟いた刹那、四方から剣が振るわれた。
斜め上からの斬撃を受け流し、足元の踏み込みに合わせて身体を回転させる。
黒いコートが翻り、長剣が弧を描いた。
「がっ……!」
一人が喉元を斬られ、床に崩れる。
反撃の手を緩めず、フィンは肩越しに後ろを取った二人目の剣士に肘を打ち込む。
短く悲鳴をあげた男が、膝から崩れた瞬間、その首筋へ斬撃が走った。
「バカな……速い、何者だコイツ……?」
三人目が怯んだ一瞬を逃さず、フィンの足が床を蹴る。
低く滑るような動きで間合いを詰め、逆手に持ち替えた剣で腹部を裂く。
刃が血を吸うたび、仮面の下のフィンの瞳は冷えていく。
まるで、ただ“すべきこと”をなぞるように。
◇ ◇ ◇
戦いは、一分にも満たずに終わった。
部屋には血の匂いと、倒れ伏した団員たちの呻き声だけが残されていた。
フィンは一切の息を乱さず、剣を布で拭い、鞘に戻す。
その姿に、奥で見ていたバゼル・ゴルドが呻いたように笑った。
「……こりゃとんだ、“掘り出し物”だったようだな。まさかここまでやれるとは……」
「証は足りたか?」
「ああ、十分すぎる。お前には、地下の警備を任せよう」
バゼルの表情は、どこか冷めていた。
表向きは信頼を口にしているが、実際には警戒を強めただけだ。
地下は“黒鉄団”の核心――人身売買の拠点。そこでの異変を起こす者は、ただちに“処理”される仕組みになっている。
だが、それこそがフィンの狙いだった。
◇ ◇ ◇
その夜、フィンは地下区画へと降りていた。
旧交易所の地下は、倉庫を改築した巨大な空間だった。
石造りの通路、鉄格子の檻、物資を積んだ木箱、そして――人。
牢に押し込められた子どもたちが、怯えた目でこちらを見つめていた。
「……子ども……か」
囁くような声でフィンは呟く。
人族だけではない。獣人の少年、角を持つ少女、エルフの耳を持つ小さな者たちも混じっていた。
異種族の子どもたちは、特に高値で取引されるという。
奥のほう、ひときわ目立たぬよう身を縮めている小さな影があった。
フィンは静かに鉄格子の前に立ち、その存在に目を留める。
ふんわりとした明るい栗色の巻き毛が肩のあたりで跳ねていた。
肌は透き通るように白く、瞳は澄んだ翡翠色。年の頃は七、八歳ほどか。
尖った耳が髪の間からのぞき、種族が“エルフ”であることをすぐに理解させた。
体は小柄で、少し痩せてはいるが、自然の気配をまとった佇まいにはどこか凛とした品がある。
粗末な布をまとっていても、その姿には神秘的な美しさが滲んでいた。
「名前は?」
問いかけると、少女は顔を上げた。
その瞳には怯えと、かすかな好奇心が混ざっている。
だが、返答はない。
「……言葉が、通じないか?」
フィンはゆっくりと腰を下ろし、仮面を取った。
表情を見せることが、信頼への一歩と信じて。
少女ははっと息を呑み、じっとその顔を見つめる。
「……セリア」
かすかな声が漏れた。フィンは、柔らかく微笑んだ。
「セリア。ここから、出よう」
◆ ◆ ◆
脱出は、一瞬の隙を突く形で行われた。
巡回の兵士を無音で倒し、鍵を奪い、檻を開けていく。
泣き出す子もいたが、セリアが小さな声で囁きかけると、不思議なことに静かになった。
「……皆、ついてこい」
フィンは先頭に立ち、子どもたちを連れて闇の通路を進む。
地下道の最奥には、かつて倉庫として使われた搬入口があり、外へと繋がる古い通気口があることを、老商人から聞き出していた。
だが、その道を塞ぐように、黒鉄団の兵士たちが現れた。
「侵入者だ! 王の刺客だ!」
叫び声が上がる。
フィンは剣を抜き、セリアたちを背後へかばうように立った。
「ここを通すわけにはいかん……!」
「通す。何があってもな」
仮面を脱いだ剣士の姿は、薄暗がりの中でも鮮やかに浮かんだ。
フィン・グリムリーフの名を知らぬ者でも、その“覚悟”は伝わった。
次の瞬間、剣戟が闇を裂いた。
地下通路に鳴り響く剣戟の音が、まるで地鳴りのように響いた。
フィンの剣が唸りをあげ、敵の攻撃を切り払う。
重装備の兵士たちが三方から襲いかかってきたが、フィンは一切の隙を見せなかった。
剣を振るうたび、鋭い金属音と共に血飛沫が舞う。
一撃、一撃が確実に急所を貫き、敵を倒す。
「な、何者だ……この剣……!」
「化け物かよ……!」
恐怖の声を漏らしながらも、兵たちは後退しなかった。――背後に“頭領”の命があるからだ。
だが、それは命令に従う忠誠ではない。ただの“恐怖”だ。
彼らが命じられるままに振るう剣は、芯を欠いた刃物に過ぎなかった。
フィンはそれを見抜いていた。
「剣に、心がない」
呟くと同時に、彼の剣が一閃した。
太刀筋は迷いなく、敵の防御をすり抜けて首元に達する。
兵士が絶叫と共に崩れ落ちた。
その直後、残った兵たちが一斉に逃げ出す。
「くっ、下がれ! 一旦、扉を閉め――!」
だが、その声は最後まで続かなかった。
フィンの一撃が、後退する敵の背中を裂いたのだ。
その勢いのまま、鉄扉の奥へと駆け抜ける。
◆ ◆ ◆
扉の先には、黒鉄団の本部となる広間があった。
燭台に照らされたその空間には、豪奢な調度品と、並べられた戦利品の数々。
だが、最奥に座す男の存在が、それらすべてを霞ませていた。
「――ようこそ、我が“玉座”へ」
低く、響くような声。
黒い装束に身を包み、鎧の上に毛皮のマントを羽織る男。
年の頃は三十を過ぎたばかりか。筋骨隆々とした体躯に、灰色の髪、鋭い眼光。
その背後には、無数の武器が並ぶ兵器棚。
男は、巨大な斧を手にして立ち上がった。
「貴様が、仮面の傭兵か。――いや、今は仮面もないな。王都の剣、フィン・グリムリーフ。伝説の若き王と聞いたが……」
「話が早いな」
「当たり前だ。貴様の剣を知る者は、この国にいくらでもいる」
男は不敵に笑った。
「だがな、俺もまた、“血”でこの椅子を手に入れた。強さに負ける気はしねぇ」
その声と同時に、斧が唸りを上げて空を裂く。
フィンは跳躍し、それをかわした。
床が砕け、石片が宙に舞う。
着地したフィンが、静かに剣を構える。
「――名は?」
「クルード・バルト。かつては、帝国軍の処刑隊。今は商都の王だ」
「処刑隊……」
「腕の立つ連中は皆殺しにし、女と子どもを売り飛ばした。この街も、その“延長”に過ぎん」
「……最低だな」
「誉め言葉だ」
再び、斧が振るわれる。
その威力は、まるで魔獣の突進のようだった。
フィンはすれすれで斬撃をいなし、反撃に転じる。
斬撃と斧が交錯するたび、空気が震えるような音が鳴り響く。
クルードは笑いながら、幾度も武器を振り下ろす。
その動きには、かつて戦場で幾千の命を奪ってきた者の“慣れ”と“重み”があった。
だが――
「……重いだけの剣は、もう通じない」
フィンの足運びが変わった。
一歩、一歩、確実に間合いを詰め、斧の軌道を見極めていく。
やがて、その動きが完全に読まれた瞬間――
フィンの剣が、斧の柄を断ち切った。
「なっ……!」
驚愕の声を上げたクルードの胸元へ、一直線に突きが放たれる。
鎧を貫き、肉を裂く一撃。
男は膝をつき、血を吐いた。
「……この俺が、こんなガキに……!」
「剣は年齢じゃない。――心だ」
最後の一言を残し、フィンは剣を振り払った。
クルードの体が、崩れ落ちる。
◆ ◆ ◆
戦いが終わった広間に、沈黙が戻った。
フィンは呼吸を整えながら、奥の扉を開く。
そこには、再び捕らえられていた子どもたち――そして、セリアがいた。
目を潤ませ、こちらを見上げるセリアの顔が、柔らかくほころんだ。
フィンも、わずかに笑みを浮かべる。
「大丈夫だ。もう、誰も君たちに手出しはさせない」
その言葉が、どれほどの安心をもたらしたかは――セリアの手が、そっとフィンの裾を掴んだことで十分に伝わった。
朝焼けが、商都の石畳を朱に染めていた。
その光の下、市民たちは信じられぬものを目にしていた。
黒鉄団本部――あの忌まわしき建物の鉄門が開き、何十人もの子どもたちが解放される光景を。
彼らの中には、長らく行方不明となっていた商人の息子や、職人の娘の姿もあった。
そして、その先頭には、一人の剣士がいた。
太陽色の髪に、淡い緑の瞳。素朴な旅装に身を包み、小柄な体にぴたりと馴染んだケープが風に揺れる。
腰には革のポーチと小さな剣を提げ、どこか牧歌的な雰囲気を漂わせながらも、彼の瞳だけは揺るぎない意志を宿していた。
その剣士の仮面は、すでに手にしていた。
誰もがその名を知らなかった。
だが――その背に宿る覚悟だけは、目を逸らせぬほどの輝きを放っていた。
「……“黒剣の傭兵”……」
「仮面をつけたまま、奴らの本拠に乗り込んだって噂、本当だったんだな……!」
「俺、見たよ。剣一本で黒鉄団の兵を次々と倒していくのを……!」
口々に囁かれる声は、やがて波紋のように街へと広がっていった。
◆ ◆ ◆
広場の中央――まだ火薬の臭いが残る空間で、フィンは静かに見渡していた。
街の人々が集まり、口々に礼を述べる。
「ありがとう、傭兵さん……! 私の娘を、助けてくれて……!」
「王都の命も届かなかったこの街で、あんた一人が……!」
フィンはただ、静かに首を横に振る。
「俺は、剣を振るっただけです。命を繋いだのは、皆さん自身の意思です」
その言葉に、市民たちの目が潤む。
だが、それ以上に強いまなざしを向けていたのは――セリアだった。
彼女は、群れの中から小走りにフィンのもとへ駆け寄ると、裾をぎゅっと掴んだ。
「……いっしょ、いく」
か細い声だったが、フィンの心に深く届いた。
セリアは、小さな顔を上げてフィンを見つめる。
その金色の瞳に、迷いはなかった。
エルフの少女――セリア。
美しくも繊細な外見を持つ彼女は、異なる文化圏で言葉もうまく通じない。
だが、その身から溢れる“意思”と“信頼”は、言葉以上にまっすぐにフィンへ届いた。
「……俺と?」
セリアは、こくんと頷いた。
逃げるのではなく――彼と“進む”ために。
その答えが、どれほどの重みを持つか。フィンは黙って、ひざをついた。
そして、彼女と視線を合わせ、ゆっくりと手を伸ばす。
「……セリア。これからの旅は、簡単じゃない。戦いもある。危険もある」
セリアは、怖じけずに返す。
「しってる。でも、いっしょに、いたい」
まっすぐな想いだった。
フィンは小さく笑い、彼女の手を握る。
「じゃあ、約束だ。――一緒に行こう」
◆ ◆ ◆
その後、黒鉄団の支配は崩壊した。
王都から遅れてやってきた役人たちが、仮面の傭兵が暴れた後を見て、口を揃えてこう言った。
「まるで“嵐”の通り過ぎた後だ……」
街は、ゆっくりと元の形を取り戻していく。
だが、すべてが元に戻るわけではない。
奴隷にされていた子どもたちの傷は深く、彼らを癒すには時間がかかる。
そして、市民たちの中には、まだ恐れや不信を抱く者もいた。
それでも――
「“黒剣の傭兵”が救ってくれた。あの人がいなかったら、俺たちは……」
その言葉が、再建の力となった。
◆ ◆ ◆
翌朝、フィンとセリアは商都を後にした。
人混みの中、旅装束を身にまとい、小さな肩に包みを背負った少女が、静かに彼の隣を歩いている。
セリアは、まだ人混みに戸惑いながらも、フィンのマントの裾を握って離さない。
その姿は、まるで守られるだけの存在のように見える。
だが、フィンは気づいていた。
この小さな手が、どれほどの“勇気”を握っているのかを。
彼のそばを歩くこの少女が、これからの旅の中で、かけがえのない“光”になることを。
これまでの「国を巡る旅」の中で、フィンは多くの戦いと出会いを重ねてきました。
そして今回、新たな“共”として加わったセリアは、ただの仲間ではなく、「何かを背負う覚悟」をすでに持っています。
彼女の存在は、これからの物語に確かな“感情の軸”を与えてくれるでしょう。
次回、第84話は「竜の谷と契約の剣」。
伝説の竜が眠るという秘境で、フィンとセリアは何を目にするのか――どうぞお楽しみに!




