新年
ネタが。。苦しくなってきました。
俺の名はDIO。
しがない伝説の鍛冶屋である。
修行の日々は終わっても上級鍛冶バルクをこなす日々が続いてます。
クリスマスが終わるとツリーは即日撤去され新年を迎える準備に入ります。適当な空き地に神社や神殿のモチーフが飾り付けられ、迎える年の干支に当たる生物が祀られる(まつられる)感じです。
師走の時期が忙しいのはこの世界でも一緒。
中でも新年イベントを考える古参のプレーヤーさんは大変です。
場所選定に危険なダンジョンを何度も巡ったり、当日手伝ってくれるスッタフの手配をしたり探したり、イベント告知の文章を考えたりと、てんてこ舞いです。
苦労も多いのにどうして頑張れるのか聞いてみるとなんでも参加者がワクワクドキドキしてくれた反応を見るのが楽しみなんだとか。この世界の楽しみ方が知恵と工夫で膨らむのを見せたいとかで頑張れるらしい。
「今回は光の大地にあるカオスゲートを抜けて黄金の閣下を倒そう!って企画で先ずは黄金化した強化黒閣下を狩って年越しして少し休息してから影の大迷宮でボス部屋を攻略して解散って流れで行こうと思う。」
「DIOさん、年末年始は暇しているって言ってたよね。暇なら参加で。クリスマスもソロだったんでしょ。」
その余計な一言が無ければ快く快諾できたのに。ソロとか余計だよと思いつつ。
暇はしているので参加はする事にした。
日は流れ大晦日当日。年越しの2時間前から神社の前で待っているとゾロゾロと他6名ほどが集まってきた。神社の前と始まりの街で当日募集をかけて集めた6名と合わせて総勢12名でカオスゲートへ向かう事にした。
この日にしては12名は多い方かも結構帰省とか実家に居ます人もいたしな。
ゲートを抜けると黄金のサキュバスが出迎えてくれた。これを戦士3人でを中心に出撃。他のメンバが支援する。DIOは石ハーピーなどの雑魚をドラで片付ける。少しずつ戦線を整え先行するとお目当ての黄金の黒閣下が現れれる。
かなり硬い、やたら早い、一撃が痛い。これなら4、5体狩る頃には年が超えそうである。
俺も数回ドラで仕掛けたが、都度ドラが瀕死状態になっていた。幸い皆のサポートのおかげでドラを死なさずには済んでいたが。。かなりヤバい強敵である。あと、反撃目標をすぐに変えて来るのも厄介で迂闊に魔法で攻撃するとすぐさま目標にされ反撃を受ける。そのため死人は出さないと頑張ったが数回お亡くなりなる者も現れた。
戦果方は上々で黄金化したモンスターからは宝箱が出るのだが、黄金の黒閣下から3箱、サキュバスから4箱と倒した数の割に高箱の保持率が高い気がする。さすがは上位モンスターの黄金化か。
ちなみに宝箱はインテイリアとしての価値も高いので良い景品だったりする。
この宝箱からは宝の地図も出るのでこのままトレジャーハンティング(宝探し)に行こうかとの話もあったが休憩を取ったら影の大迷宮のボス部屋へ向かう事に。
取り敢えず鍵を開けて罠を外した宝箱を希望者に分けて次の移動先へ向かう。
一度、神社で年越えのお参りを済ませてから。ちなみに今回の干支は兎で白と金色のペアーのウサギが祀られている。
ボス部屋は大盛況でこちらで年を越したプレーヤーも多いらしい。恐らく4、5時間は戦っていると思われたが皆元気な者である。朝まで休まず狩りを続けるらしい。
この日の最終的な個人の戦果は、宝箱1つに60,000ゴールド。秘薬低減の革装備が1セットてところだった。
新年早々の戦果としては先ずは良い方だろう。
死なずにイベントを満喫できたのも良かった。




