生産職
まったりとした生産ライフ。一つの理想の姿です。
俺の名はDIO。
伝説の鍛冶屋である。
伝説の鍛冶屋にはなったがまだまだ信用が浅く。武器の修復などの依頼も殆ど無い。
ま、それに伝説持ちの鍛冶屋も多いしな。何とかして顔を売らなくてはいけない。
俺は始まりの街にある鍛冶屋に立ち。客を取り始める。待つ事10分。最初の顧客が現れた。
「すみません。武器の修理お願いします。修理DEEDを頂けますか。」あれ修理DEEDとは如何に。何でも詐欺防止の為に入った仕様らしく今では武具の修理は生産職では無くプレーヤー自身で行うらしい。寂しい限りである。
これも時代の流れかと割り切り修理DEEDを作成した。
「革製品を修理したのですがこちらの裁縫の修理DEEDも頂けませんか?」やはり現在は革製防具が防具の主流になりつつあり裁縫スキルの修理DEEEDの需要が高いらしい。しかしDIOはに裁縫スキルは無い!
丁寧にお詫びを入れて今日のところは帰って貰った。
しばらくして古参の生産職がやって来る。
「DIOさんお久しぶり、今日も新人さんのサポートかな。」シンさんが気さくに声をかけてくれる。
「いやー、今日は鍛冶屋として顧客開拓をしようかと思ってます」
「一昔前と違い、今は難しいかもなー。今は修理DEEDで個人で修理するしね。」
「それなんですよ。さっき始めて知りました。」
「今は修理DEEDもお店で売っているしね。鍛冶、裁縫、細工、大工、弓作成の修理DEEDがあるのかな。弓作成のDEEDを供給が少ないので貴重らしいです。」
「シンさんは全部いけるんですよね」
「ま、ね。家の方で売り子立たせて家具アイテムと一緒に売っているかな。ここでもお願いされたらDEEDも作るけど。」
「他に錬金でポーション作ったり、音楽で楽器も作るかな。ただシェフ、料理はこのキャラでは持ってないんだよね」
「シェフもいるのですか?」
「居るよ。木こりと釣りと採掘と料理と鍵開と地図入れてる。弓作成をこっちに回そうか悩んでる。」
「窃盗も欲しくてね。今、どのキャラに持たせるか悩んでいるよ」
「今さ、何でも作れる代わりに裁縫と鍛冶が伝説に出来て無いんだよね」
「これを伝説まで上げてしまうともうポーションとか削るしかないスキル合計の上限にかかるからね」
「根本的に素材集めたり、物を作るのが好きなんですよね」
この後、シンさんはポーションスキルを削って鍛冶と裁縫を伝説にしてた。
本当に家を持つと内装にこだわるので兎に角、家具アイテムが欲しい。大工と細工と裁縫と鍛冶があれば殆どの内装アイテムが作れる。オーブンやら糸車に織り機など、炉や金床。自宅で生産する際に必要なアイテムだ。わざわざ街に出なくてもこれらのアイテムがあれば自宅で生産活動が可能なのだ。
ちなみにシンさんの隠しキャラ戦闘系キャラは毒戦士と純粋な魔法使い、BTMらしい。魔法使いに至っては無法地帯で活動しているらしいのでプレーヤースキルも大した物なのだと思われた。
でも、まったりと自宅で生産に勤しむ。
理想のライフスタイルですね。




