パワースクロール
影の大陸にある大迷宮での冒険です。
俺の名はDIO。
あと少しで伝説の鍛冶屋になる者。
毎日、コツコツと修行も欠かせないでやっている。本当にあと少しで伝説の称号が俺に付く。
これから戦闘系スキル用のパワースクロールを取りに行こうと思う。
戦闘系パワースクロールの入手経路は2つ。無法地帯のダンジョンを制覇するか。影の地の巨大迷宮で大ボスを倒すかである。今回は比較的安全な影の地にある迷宮探索で行こうと思っている。
段取りはこうだ。まず、ボス部屋までの鍵となる。金骸骨を入手する。金骸骨を船賃に船頭を呼び出し渡す。そうするとボス部屋までの経路が開かれる寸法だ。
取り敢えず、金骸骨を得る為、影の迷宮に飛んだ。
金骸骨の入手条件は迷宮内で緑色の骨を拾う事。緑骨はこの迷宮にいるモンスターを倒すとモンスの力量によって変わってくる。強いモンスほど本数が多い。この骨を1000本、迷宮内のNPCへ渡すと守護モンスターである巨大な骨騎士が現れる。有り難いのはNPCが渡した本数を覚えていてくれる事。日をまたぎ数日掛けての入手が可能になっている。
330本ずつ、三日に分けてNPCへ渡す事が可能なのだ。
先ずは吸血コウモリやスケルトンなど雑魚モンスターを狩り始めた。これだと時間がかかりそうなのでリッチや死霊などへも手を出す。時々、蒼き魂の肉塊など多少の強敵を相手にしたり、複数戦士達と骨竜を相手にしたりした。そんな感じでこの日のノルマはクリアした。
翌日も同じ調子で緑骨を集める。三日目この日も先ずは骨集めだが最後の1本はNPCに渡さず様子を見る。DIOの装備では単騎で骨騎士と戦える力がないので、便乗する作戦を取った。召喚条件を満たしたメンバが骨騎士を倒せば金骸骨は出る。骨騎士が既に出ている状態でNPCに緑骨を渡せば条件を満たせる訳である。
暫くして骨騎士が現れる古参の戦士に呼び出されたようだ。すかさず俺もNPCに骨を渡し戦闘に便乗する。
ドラとメアを仕掛ける事数分、戦士がターゲットを取ってくれたお陰で殆どドラメアにダメージを負う事なく骨騎士を倒せた。戦利品をあさる。先ずは目的の金骸骨ゲット。ゴールドやアイテムも悪くない。強敵なだけはある。
この日はボス部屋には行かず日を改める事にした。
日を改めボス戦に挑む。影迷宮へ行きチャイムを鳴らしボス部屋への船を出してもらう。船頭が現れたので金骸骨を渡す。パーティーを組んでいれば複数名ボス部屋へ渡る事ができる。今回は見学者を始まりの街で募り新人さんや生産系メンバを連れていく。ちなみにメンバーは迷宮の比較的安全な場所で待機して貰っている感じだ。迷宮内であればパーティーメンバ全員ボス部屋がある対岸へ渡る事ができる仕様だ。
ボス部屋の構成はちなみこうだ。中心に広場がありここに大ボスが湧く。大ボスが湧く条件は5つある小部屋に湧く中ボスを順番に倒す事。スライム、カマキリ、フナムシ、陰、火星人とあだ名された中ボスモンスターである。中ボスも結構強い。ただ、ボス部屋は人気スポットなので比較的人も多いのでボス達は袋叩きにされ次々に絶命していく。残されたボスの亡骸から新人さん達がゴールドやアイテムをあさる感じだ。
大ボスに一定量のダメージを入れればパワースクロールが湧く事がある。ボスを倒していればアンティークな貴重な装備も手に入る事もある。
俺も中ボスと戦ってみたがスライムと陰、タコはある程度叩く事ができた。ただ、カマキリとフナムシは特殊な攻撃を仕掛けてくるのでドラが瀕死になってしまうので戦えない。ただ、アイテムを物色してるだけでも十分楽しい。
人によっては荷馬を連れて来ており、本格的にアイテムやゴールドをかき集めていた。
ただ、ボス部屋への経路は片道切符なので一度出てしまうと戻って来れない。
ただ、来れれば十分な報酬は獲らるのは確かで兎に角落ちているアイテムの性能が高い。
ちなみこの日パワースクロールを手にする事はなかった。ちっとばかし残念。




