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新たなる出会い

派手な戦闘はありません。まったりと時間が流れる感じの話です。

俺の名はDIO。

伝説の鍛冶屋。これから伝説になるだろう鍛冶屋である。

115は超えたので伝説の120まであと一踏ん張りかな。目下ペースを上げて修行中です!今日も鍛冶の音をバンバン響かせてます。


この世界では兎に角、出会っては別れを繰り返す。しかもペースが早い。今日も瀕死の子を見つけたので包帯巻き巻きする。瀕死と言うか既に幽霊状態だ。蘇生し回復を繰り返す。

「すみません。回収手伝って下さい」笑顔で了承した。

少し奥に水エレとワイバーンとドレイクがエマさんの遺体のそばを徘徊している。

なるほど取り敢えず麒麟から降りて影馬に乗り換え先ずは麒麟を水エレにぶつけた。次いでワイバーンとドレイクの戦意を自分に向けさせた。

ちなみに影馬は普段は鞄に収納できる乗馬アイテムだ。最近手に入れたが実に便利なアイテムだ。

「時間を稼ぐので回収してください」と言うより早く彼女は回収に向かっていた。

メアなら楽勝なのに麒麟だとギリギリかな。さすがにこの3体を相手では苦戦する。それを察してか回収を終え装備を整えたエマさんが参戦してくれる。

麒麟なので直ぐには水エレを倒せず、次が湧くまでの時間を稼げたのも良い感じに繋がった。

ワイバーン、ドレイクを始末すると余裕もできた。稼ぎと魔法の修行も兼ねて水エレを狩っていたらワイバーンとドレイクに絡まれて逃げそびれたらしい。次々に水エレに応戦していた麒麟がバテて来たので狩場を後にする。始まりの街に移動し会話を続ける。

魔法スキルならワンド握ってハイド(隠蔽呪文)でも唱え続ければ直ぐにカンストすると話したら、彼女の師の方針で先ずは戦士がメイジ(魔法使い)をキッチリ育て上げ、呪文は攻撃呪文を使って覚えないとプレーヤの技術が向上しないとの事だった。俺の考え方とある意味正反対だが立派な師匠である。ま、その考えは正しいと思うが彼女にはワンドをプレゼントした。多分、戦いながらスキルを上げるにしても持ってた方が上げやすいのは確かなので。

ただ、いくつか注意点も教える一時的とは言え魔法スキルが下がるので、今まで使っていた呪文が成功し難くなる。

でも彼女も勘所が良く少し時間が巻き戻った感じで初歩の魔法で闘えば良いと理解してくる。

賢い子だな。また会えるかと尋ねて来たので、始まりの街に居れば多分は会えるなどと告げた。

彼女の師では無いが鍛えがえのある子と出会えたと思った。

翌日、始まりの街へ行くとエマが声をかけてくる。

「DIOさんが言う事分かりました。確かに魔法スキルが良い感じに上がりますね。マナの消費が少なく済むのも効率が良いです。」ワンドは気に入ってくれたらしい。少し彼女の師には申し訳ないが。

「時間があれば手頃なダンジョンを紹介してくれませんか」

「それならルーンステーションをいくつか紹介するよ」3つ程手頃なルンステを紹介する事にした。

先ずは1つ目のゲートを開く。ここは商店メインだけど手頃なルーンも置いてある。全ての街主要都市へのルーンと基本的はダンジョンのルーンが設置されてる。

また商店もルーンブックも売ってるし、需要のある消耗品が多数揃っているので補給にも丁度良い。お店のルーンをプレゼントする。「ここを拠点に活動しても良いかもね。ルーンブック持ってますか?」

「1冊持ってますけど、今、2冊ほど買っちゃいまいした。買い物も楽しいかも。欲しいのいっぱいあります。」エマもここを気に入ってくれたようだ。

「そっか。でも次行こうか」2つ目のゲートを開いた。

広い草原にタワーが立っている。ここは宝の場所や各ダンジョンの詳細なルーンが置いてある。ルーンブックの見出しが整備されているので分かりやすい。観光含めて行きたい場所が殆ど網羅もうらされている。

エマにここのルーンを焼いて渡す。

「観光名所ですか」「うん、そうだね、ハート型をした小島や神秘的な大樹のある遺跡跡などかな。」

兎に角100冊は超えるだろうルーンブックが収納されているタワーである。

「ここは後でゆっくり来ましょう。じゃ次へ行こうか」3つ目のゲートを開いた。

「ここは小ぢんまりした商店ですが、高額なアイテムを取り扱ってます。あと商店やルーンステーションのルーンが揃ってる感じです」

「高額商品?」

「パワースクロールやステータススクロール、アンティーク装備や高位の魔法装備かな」

「本当だ。レジェンドの魔法スキルのパワスクが50,000,000ゴールドで売ってました!」

「でも結構品薄ですね。」笑いが漏れる。これだけの高額アイテムにも関わらず需要が多い。入荷しても即、売れてしまう。DIOもここで伝説の鍛冶スキルのパワスクを購入させて頂いた。小さいお店なのに売り上げは凄い事になっていそうだ。ここのルーンを焼き彼女に手渡す。

「先の塔で少し観光でもしますか」そう言って塔へ飛びいくつか観光名所を巡った。安全そうな場所を選びつつ。妖精の飛び交う精霊の森なんかは結構感動したりもした。遊び心満載である。こう言う遊び方もあるのかと感心した。

ある程度巡ると最初の商店で買い物がしたいとの事などで各自リコで飛ぶ。

どうやら気に入った魔法装備があったらしい。まだ、売れ残っていたと喜んでいる。そう言う事ならもっと早く言えば良いのにとも思ったが。それにしても金の掛からないデートだったな。自立してる子だよと思った。また会えるのが楽しみだ。

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