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序
恐ろし、恐ろし、お前は恐ろしい。汝は恐ろしい。
この声は何時になっても消えず、己の全てが壊れるまで聞こえている。
ふたつの孤児がいた。
一方の孤児は、くねくねと曲がりくねる一本道を何もわからず進む。
そして行く先たびに道の中央に落ちている黒い羽を拾い集めていく。
もう一方の孤児は、
闇へと堕ちていた。
闇の使者ともいえる漆黒の翼を広げ、暗闇の奥深くにて地上へ上がれる時を今か今かと待ち望んでいる。
このふたつが巡り合う時。
汝は消える。
恐ろし、恐ろし、お前は恐ろしい。汝は恐ろしい。
この声は何時になっても消えず、己の全てが壊れるまで聞こえている。
ふたつの孤児がいた。
一方の孤児は、くねくねと曲がりくねる一本道を何もわからず進む。
そして行く先たびに道の中央に落ちている黒い羽を拾い集めていく。
もう一方の孤児は、
闇へと堕ちていた。
闇の使者ともいえる漆黒の翼を広げ、暗闇の奥深くにて地上へ上がれる時を今か今かと待ち望んでいる。
このふたつが巡り合う時。
汝は消える。
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