セシルの夢
今日は私がセシルのお家に招かれた。
「ソフィアー!」
そう呼び近寄ってくるのは、可愛い可愛いセシルだ。
「セシルー、会いたかったよぉー。」
それからいつものように話をして、私にとってやっと本題に入った。
「セシル、あのね私フーク様に婚約をお願いされて…」
「えぇ!すごいですわ!私もいつか婚約お願いされたいですわ」
あれ?あまり驚いてない?やっぱりここでは普通なのかな。
「で、返事はもちろんお受けしましたよね?」
「えー、考え中にしてもらったわ…」
何だか申し訳ない。
「え!何でですか?」
あの大人しいセシルがすごい驚いて前のめりだ。
「婚約ってよくわからないのよ。私には早い気がしていて」
「そんな事ないですわ!」
「セシルにとって婚約ってどういうものなのかしら」
「私にとってですか?」
「私にとっては、婚約はとても素敵な事だと思います!結婚に向かって2人でお互いを知り情を深め高め合っていける素敵な期間だと思いますわ!ですから私の夢ですわ」
セシルはすこし悩みながら話してくれた。
「夢?セシルにとっては婚約が夢なの?」
まさかの夢!そりゃ、あんなに食いつくわけだ。
「将来の夢とはまちがいますが、誰かと愛し合い家族になることってとても暖かい事だと思うのです!そんな幸せを夢見ているのですわ!」
セシルは少し頬を赤らめていた。
「なるほどー。」
でも待てよ、セシルの考えでいくと私はフーク様を好きにならなくてはいけなくなる…なれるのか?
前世でいう…高校生のカップルのようなとりあえず告られた からOKしておいてその間に好きになるかもしれないから!みたいな、なるようになるさ論理?
「でも、セシル、私フーク様を好きになれるかわからないわよ」
「いえ絶対好きになりますわ!」
おお、すごい自信だ。
「ですが、もし嫌になってしまったら、婚約破棄はできますわ…」
すごい勢いで話していたセシルがすこし悲しげな表情を浮かべた
それを見た私は思わず
「わかったわ!お受けするわ!」
と言ってしまった…
落ち込んだセシルを見たら思わず口にしたが、大丈夫だろうか…まあ最悪婚約破棄…。
「本当ですか!!私も嬉しいです」
すごい笑顔で私を見つめた。
だめだ、セシルにはめっぽう弱いのね私…敵わぬ。
そうして私はお受けすることにした
――――――
「ソフィア様改めて挨拶に来ました!お受けしていただきありがとうございます」
ああ、本当に受けてしまったが良いのだろうかー。
この先が不安すぎる。私は何もない平凡な楽しく暮らしたかったのにー!
読んでくださりありがとうございました。
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