お茶会 後半
お菓子も進まないほど落ち込んでいると
「…どうかされましたか?」
とても優しい眼差しで目の前にいる女の子が話しかけてきた。1人でお菓子を前にして食べない私はさほど可笑しかったのであろう。
「あ…えー。お腹いっぱいで…」
咄嗟に嘘をついた。流石にあの出来事は言えない。なるべく隠そうと決めた。
「ここにあるもの全て美味しいですものね。あっ、ごめんなさい。セシル•ルーセルと申します。ぼーっとしていらっしゃったので、思わず声をかけてしまいました。」
ブラウンの髪に髪色より少し明るい瞳の私に比べて少し背の低い女の子。とても大人しそうな子。
「私は、ソフィア•ナーヴァルです。美味しいですね!」
今まで周りの人がとても明るい髪色ばかりで、ここの世界はこれが普通かと少し違和感を覚えていたが、ブラウンの髪とても馴染み深い色を見て少し親近感を覚えた。
「とても落ち着いた髪色ですね。その色とても好きです」
「あ、ありがとうございます!」
ちょっと戸惑いながらそう言った。流石に初対面にこれは変だった。
「貴方は1人で来られたのですか?私はお兄様と来たのですがどこかに行ってしまいました。」
私は少し笑いながら話した。
「私はお姉様方としましたが…あまり賑やかで大勢が得意ではなくて、1人でいました…」
少し悲しそうな表情だった。
「そうなのですね!私もあまり得意ではないので、2人で何はかなしましょう」
私は堅苦しいのが苦手なだけだが、せっかくの出会いからは仲良くなるチャンス!
2人はお茶会が終わるまで一緒にいた。今まで勉強に苦労したことや、セシルの好きな本の話題、まるで初対面とは思えないほど話が続いたのであった。
――――――――
「ソフィアー!」
遠くからお兄様の声がした。
「あ、お兄様だわ!セシル私そろそろ帰らなくては、今日は楽しかった!またお話ししましょう!ぜひ、私の家にも遊びに来て!」
セシルに手を振りまた遊ぶことを約束した。
「ソフィア友達できたのかい?よかったね」
「はい!とても落ち着いた子でずっとお話ししていました!今度遊びに来てもらうことになりました!」
私はセシルの話しや、お菓子の話などをお兄様に話しながら帰宅した。
それをルイは優しく頷き聞いてくれたのだ。
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