お茶会 前半
あれから、マリーに身支度を手伝ってもらい、お兄様と2人今門の前に着いてしまった。隣にいるお兄様はとても、堂々とした姿でまるで緊張などしていなさそうだ。
「あの…お兄様」
「大丈夫だよソフィア、僕がついているからね。緊張していても笑顔でいるんだよ」
まるで8歳とは思えない、私は見た目は6歳だが心は23歳、隣にいるお兄様の方がより大人だ。
「はい!」
そう話していると自分たちより遥かに大きく重そうな門が開いた。
〝いらっしゃいませ〟
メイドや執事が出迎えてくれた。その奥に今日招待してくれた方達が立っていた。
「僕はルイ•ナーヴァルと申します。隣にいるのは、妹のソフィア•ナーヴァルです。今日はお招きいただきありがとうございます。」
とてもしっかりとしたお兄様の挨拶に続き
「ソフィア•ナーヴァルです。ありがとうございます」
と緊張しながらも私も挨拶をした。前世では、職場で何回も挨拶する場面はあったが、それとは確実に訳が違った。
目の前には、とても綺麗な顔立ちの家族がたっているのだから。禿げたおっさんとは訳が違う。
そうすると、
「あら、とても丁寧にありがとうね。ほら、貴方達もあいさつをしなさい」
と優しい声で奥様がそうおっしゃると、
「フーク•シェネルです。」
「ユーリ•シェネルです。」
と奥様によく似た双子が挨拶をした。
奥様によく似て綺麗…。それでもって双子とは…
そう見惚れていふと、奥様が
「ゆっくりしていってね」
と言った。なんて優しい方なのだろうか、あの厳しいお母様とは全く違う、いいなー。
―――――――
にしても広!!!!これが庭?!
なんだろうこの菓子美味しそう…
「ソフィア食べてもいいのだけれど、こぼしたりしないようにね」
お兄様は少し困ったようにそう言った。
迷惑かけないようにしなくては!
えー、これなんだろう焼き菓子?
ん!美味しい…
あっちにも何かあるわ!
「あっ」
移動した時誰かにぶつかってしまった。
ああ、やってしまった…怒られてしまう。
「…ご、ごめんなさい!」
咄嗟に謝ると、そこには蜂蜜色のような金髪に少し前髪が長く宝石のような赤い瞳の男の子が立っていた
「大丈夫ですよ、貴方も大丈夫ですか?」
優しく声をかけ手を差し伸べてくれた。
え、王子様?…すごく美しい人…
「…あ、ありがとうございます。私が前を見ていなくて…申し訳ございません!」
頭を下げて再度謝ると、
「気にしないでください。僕も気づかなかったので」
なんて優しい…と見惚れていると
「すみません、僕もう移動しないといけないの失礼します」
お辞儀をしてどこかへ行ってしまった。
なんて美しい人だったのだろう。
あれ?そういえばさっきの人に似てるような…あ…もしや…シェネル兄弟?でもどっちだろう…。いやそんなことより、ヤバいそんな人にぶつかってしまった。お母様に怒られる!どうしよう…
そんなことを考えていたら、全くお菓子が進まなくなった…
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