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私って…


 フークは積極さが増していき、ソフィアはフークファンクラブからひどく目をつけられ、ユーリとは個人的に少し距離をとってしまっていた。

「もーなんかここまで来ると意外と慣れるものなのねー」

 最初は戸惑っていたものの、フーク様に積極的なのはありがたいが場をわきまえてくださいと一言言うと、最初よりは積極的だが、急にキスしたりなどの行為はなくなり、それくらいならとソフィアは慣れていたのだ。

「あ!そういえばクロちゃんみんな集めて特訓でもしましょう!」

 迎え入れてから申請はして一緒に学校に来ていたがなかなか特訓まではできていなかった。

 それに対して、クロちゃんは鳴くことができないがかなりご機嫌そうだ。


「みんな集まったわね!特訓しますわ!っというか、フーク様達は魔獣飼っていませんわよね…なぜ」

 そう、セシルとアンナだけなはずなのに、ちゃっかりシェネル兄弟も来ていた。

「婚約者としてソフィアの魔獣に興味があるので知る権利があります!」

 フーク様はいつも婚約者をいいように使いますわね…

「俺は別に気になっただけだ」

「まあ、いいですわ邪魔しないでくださいね」

 特訓が始まった。

 特訓といっても図書室から借りてきた属性ごとに書かれている魔獣の覚える魔法リストにならいら練習するだけだ。

「セシルは何を覚えさせるの?」

 セシルは音属性の妖精、名前はヒナと付けていた。

「んー、私はこの伝うテレパシーを習得したいですわ!」

「テレパシー?」

「はい!遠く離れた人に私の声をヒナが伝えてくれるみたいですわ!ちなみに、テレパシーの最上レベルに達すると相手の心を読むこともできるそうですわ!」

「すごいわね!」

 ソフィアは純粋にすごいと思ったが、セシルは人の心を読むことに目的がありそうだ。

「アンナは?」

 アンナは光属性の猫、名前はロナと付けていた。

「ロナには、閃光フラッシュかなー!」

「目眩しみたいなことかしら?」

「もちろんそれもできるけど、暗いところを明るくできたり、これも最上レベルまだ行くと遠くのものを見ることができるみたい」

「それはすごく役に立つわね!」

「これで遠くにいるロンにも…」

 やはり、アンナも違う形で使う予定みたいだ。

「ソフィアは?」

「私はこのクロちゃんに、陰影シャドウバーストを覚えさせたいですわ!相手の影を食べるとその相手が動けなくなるのよ!これで私も閉じ込められるようなことはないわ!」

「た…確かにいいですわね…」

 セシルとアンナはやはり引き気味。

「ちなみに、最上レベルは、影移動ができるみたいですわ!」

 なんて紹介し合い、みんなそれぞれ意気込み、練習スタートした。

「ソフィア疲れてはいないですか?」

 練習の合間合間にフークがマメに言う。

「大丈夫よ、そろそろフーク様達もお部屋に戻っていいのですよ」

 それとなくソフィアは帰るように仕向けるが、なかなかそうはいかない。

 なんて忍耐なのかしら。

 その一方でユーリはもうすでにいなくなっていた。

「よーし日も暮れてきたし、そろそろ終わりにしましょう」

「そうですね、お疲れ様でした」

 そしてみんなと別れそれぞれの部屋に戻った。

「あれ?私の今日つけてた髪飾りがないわ!しかもユーリ様からもらったやつ!無くしただなんて怒られますわ」

 そういって、すでに外は薄暗くなっていたが、特訓していた広場に走って行った。

「ないわねー」

 草を分けながら必死に探して気づいたら真っ暗になっていた。

「まだ、電灯があるだけ助かるわ。もう少しだけ探してまた明日にしましょう」

 ソフィアはもう少しだけ頑張ることにした。

「何してるんだ」

 暗くて誰かわからないが、後ろから話しかけられた。

「わっ!」

 思わず驚き声が出てしまったソフィアに声をかけたのはユーリだった。

「あ、ユーリ様」

「驚かすつもりはなかったがすまない。で何をやっているんだこんな暗い中」

「えーっと」

 言えないよ。しかもそのくれた本人。怒られる。

「ん?なんだ?」

「探し物をしています…大切なもので…」

 怒られるのは嫌だったため、もらったものだとは内緒にした。

「じゃあ手伝ってやるよ」

 そういい他のことは何も聞かずに一緒に探してくれた。

 手分けして探すこと数十分やっと見つけた。

「あっ!あったわ!!」

「お、よかったな…って」

「あっ、ごめんなさい。無くしてしまったのはユーリ様からもらった髪飾りでした」

 流石にすぐに気づかれたので、素直に答えた。

「そうか、よかったな。探してくれるほど大切にしてくれたんだな」

「はい!偶然ユーリ様がくれた髪飾りには私の誕生石が入っていたので尚のこと大切にしていましたわ」

「偶然…じゃないよ。誕生石にしたんだ。まあ見つかってよかったな、早く帰れよ」

 そう言い残し先に帰ってしまった。

「偶然じゃない…?」

 思わぬ発言に思考が停止したソフィア。

 なんだろうこの気持ち、嬉しいって気持ちとなんだか心がザワザワする感じ…まさか…

「いやいやそんなことありませんわ!きっと誕生石をわざわざ選んでくれたことに驚いただけよね!さー私も帰らなきゃ!」

読んでくださりありがとうございました。

また次回作読んでいただいたり

コメント等していただけるととても嬉しいです

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