表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/34

全然わかってなーーい!

 

 あの日以来ソフィアはフークを少し避けるようになった。

 が、フークはいつも以上に積極的になり、ソフィアが惚れ薬を使ったなどと、忽ち学校内で嫌な噂になるほどであった。


「よし今日も早起きして先回りして教室に着きましたわ、あれ以降私の部屋の前で待ち伏せされたらたまったもんじゃないわ、セシル達にも必然となかなか一緒に入れなくて申し訳ないわ。セシルの場合はどちらかと言うとフーク様の肩を持つのよね…あはは」

 ソフィアはフークのおかげで頭を悩ませ1人教室で呟いていた。

「ソフィア!今日もお早いのですね、あれから何か進展はしましたか?」

「セシルおはよう、何もないわよ」

「そーなんですね…残念。ユーリ様とフーク様によるソフィアの奪い合い!あーなんて罪な恋。」

 セシルはまるで絵本のような出来事に夢膨らませていた。

「もー勝手に変な話にしないでよーセシル」

 そんな毎日が続いていた。


 よし今日もササッと部屋に戻るわよ。

 人通りの少ない校舎裏から遠回りをして部屋にいつものように戻る。

「ソフィア、やっと見つけましたよ」

 待ち伏せするかのようにフーク様がいた。

「え、なんでここが…」

「親切な方が教えてくださりした。やっと2人の時間が取れましたね」

 そんなことを知っているのはセシルだわ!もー余計なことを…

「でも、私部屋に戻って勉強しな…」

 言いかけた言葉を全く聞かず笑顔で壁に追い詰めてきた。

 ソフィアは後退りしたが、すぐ壁に当たってしまった。

「逃げるってことは少し意識してくれましたか?今まで控えめにしていましたが、それでは全く意識してくれないと改めて気づいたので、積極的にさせてもらいますよソフィア」

 段々とフークの顔も近づいてきて、ソフィアはもうどうなでもなれと思わずぎゅっと目を瞑った。

「フーク」

 その声と同時にフークがソフィアから離れた。

「なんでここにいるんだいユーリ、まさか…あの子はユーリにまで教えたのか…困った子だ」

 セシルは初めはフークとソフィアの距離を縮めようとしていたが、あの日以来三角関係にすっかりハマり、ユーリも手助けしていた。

「ソフィア大丈夫か」

 ユーリ様が私にそう言ったが、私に取ってはどっちも今は会いたくない人、思わず逃げた。

「はぁはぁ…」

 全力疾走で走るのは久しぶりよ。すごく息が上がって疲れたわ。私は一体今後どうきたらいいのよーーーー!

 そして、ソフィアは頭を整理し始めた。

「フーク様は婚約者で確かに取られないようにするのはわかるわ、でもなぜ急に積極的になったのか。原因はユーリ様に私が助けられた時以降…でもでも、ユーリ様は私のこと別に好きなわけじゃないし、むしろ私があの時緊張してしまったくらいで…ん?いやいやおかしいでしょ、まるで私がユーリ様に恋をしてそれをフーク様に悟られて、ユーリ様に邪魔されないように私に積極的になってるみたいじゃない!」

 ますます頭を悩ませた。

「あの時はお腹の音も聞かれて恥ずかしかったし、滅多にわからわないユーリ様が笑っていて少し驚いただけよ!そしたらそれを、フーク様に伝えて誤解が解ければ元に戻るわね!よしわ明日早速話しましょう!」


 翌日ソフィアはフークにそれを伝えた。

「そーだったんですね…なら尚更積極的にしなくてはいけないですね」

 フークは小悪魔的な笑みを浮かべた。

 フーク様は全くわかってくれなかった。なんでなのよー!

「あ、いやそうゆうことじゃないと思いますわ…」

「何か間違えていましたか?」

 そう言いまた詰め寄ってきたので、ソフィアはまた逃げ出した。


「あーもー、さらにヒートアップさせてしまいましたわ。仕方ない、セシルとアンナに相談ね」

読んでくださりありがとうございました。

また次回作読んでいただいたり

コメント等していただけるととても嬉しいです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ