急展開!?
長期休みも終わり普通の学校生活に戻っていた。
「ソフィア様集合の時間になりましたのでお迎えにあがりました。」
ノックが聞こえ開けると、見知らぬ女性がそういった。
あれ?何かあったかしら…私のことだから頭からすっかり抜けていたのねー。
なんて呑気なことを思いながらその女性についていくと、校舎から少し離れた林にある古屋が見えた。
その瞬間辺りは真っ暗になった。
「ん…あれ…ここは…」
「やっと目が覚めたのね!」
目の前に現れたのはあの、フーク様ファンクラブのリーダー であった。
「あ、えーと」
「私はジュリアよ!名前くらい覚えなさいよ!へーそんな名前だったのねー、みたいな顔しないでちょうだい!」
「あ、ごめんなさい」
心読まれた!?そんな力もこの世界にはあるのか…迂闊にできないわね…
「何を1人でぶつぶつと!貴方はもうここから出ることはできないわ!ですが、1つだけ出る方法はありますわ」
「え!なんですか!」
「婚約を破棄しなさい!」
「あっ、え?それだけですか?」
もっとお金とかを請求するのかと思いましたわ。それなら私が破棄すればいいだけね!…いや待てよ、勝手に破棄していいものなのだろうか、フーク様の立場って言うのもあるのか…
「また!何を考えているのよ!さっさと破棄すればいいのよ!まっ、ただ出れないだけですしゆっくり考えるといいわ」
ジュリアはそう言い私を古屋に閉じ込めどこかに行った。
数分後
「あーお腹減ったーーー!これならもっと朝食を食べるべきでしたわ!」
危機感もなくただ空腹に耐えていた。
その頃、セシル達は
「ソフィアがいませんわ!」
みんなで大慌てで探していた。
そんな中、ユーリはソフィアを助けた時の相手じゃないかと心当たりがあった。
そしてユーリはそのリーダーに声をかけたが、
「私は知りませんわ!」
知らないとしか言わなかった。
「ソフィアに何かあったらお前の大好きなフークに言うからな」
いつも冷静なユーリが少し怒り気味に言うと。
「まぁ、あの子だったら、林の中にでも入ってしまったのではないですか〜?」
なんて、動揺したのか少しヒントを思わず口にしていた。
まあそんなことだろうと、ユーリはこいつが犯人だと確信した。
そして林の中を1人で探した、する床屋が見え急いで向かった。
するとそこにはソフィアが寝ていた。
外から施錠はされていたものの、意外と簡単に解けた。
「ソフィア!」
ユーリはソフィアの体を起こし名前を呼んだ。
「ユーリ様…助けてくれたのですね」
なんて、ソフィアが言うとお腹からぐぅ〜っとなった。
「え」
それを聞いたユーリは驚き。
「お腹が減って紛らわすために寝ていたなんて流石に危機感なさすぎですよね。あはは」
助けてもらったのにさらに危機感もなく申し訳なくなった。
「あはははっ」
怒られる、そうソフィアは思ったが、声を上げユーリは笑っていた。
「ソフィアらしいな、安心したよ」
学校生活中はすごくクールで口数も少ないユーリ様が、笑顔を私に向けそう言い、私はなぜか耳が熱くなった。
「あっ、ありがとうございます。これで帰れますわ」
動揺をなんとか隠し、立ち上がりユーリと学校へ戻った。
「みんなごめんなさい、迷惑をかけましたわ」
みんなが本当に焦っていたのがわかるほど、安心したのかセシルは涙を流し、アンナは強く抱きしめてきた。
「ユーリ様が見つけてくださり本当に良かったですわ、ありがとうございます」
改めてみんなの前でお礼を言うと、ユーリは何も言わないでどこかはまた向かった。
「婚約者という僕がいるにも関わらず、守ってあげられずかつ、見つけ出すこともできなくて」
フーク様は私にそう言い、それに続き耳元で
「ましてやユーリが見つけただなんて、何もされていないですよね。ソフィア」
囁き、みんなの前で首元にキスをした。
「あ!!!!」
セシルとアンナがそれをみて驚き声を上げた。
また、ソフィアも耳が熱くなり固まった。
「えーと、フーク様…これは…」
「何か問題ありましたか?婚約者なのですから、他の人に奪われるくらいなら見せつけておく必要がありますからね」
見たことないくらい笑顔で私を見てその場を立ち去った。
私が間違っているかのような言い方…
そのあとは、セシルとアンナに何があったのかユーリ様とフーク様のことも含め長い時間質問責めされた。
読んでくださりありがとうございました。
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