冒険
あれから数日が経ち、学校では毎日のように顔合わせていたが、久しぶりにみんなと集まり遊ぶのだ。
「みんな元気かしら〜、サンドイッチでも作っていきましょ!、にしてもこの世界はパンばかりなのよねー、麺やお米ってないものなのかしら…」
その世界に来てから、主食はパンだった。前世では麺やお米が当たり前にあった世界、ソフィアはそれにすっかり慣れてしまっていたが、やはり思い出すと食べたくなった。
―――――――
「みなさんおはようございます!」
そしてみんな集まった。久しぶりに見るみんなの顔。
「お久しぶりですねソフィア!私はいろいろな本をお持ちしましたわ!」
セシルは新しく買った本を持ってきてくれた。
うんうん、セシルは相変わらず本が好きね!
「私は焼き菓子を焼いてきましたわ!」
すっかり仲良くなったアンナも仲間いり、そんなアンナも得意な焼き菓子をたくさん作ってくれた。
「それと、私の弟ロンよ!」
少し後ろに隠れていた背の小さめの男の子
「ロン•コルトです。」
小さく挨拶をした。
容姿はアンナにそっくりだが、性格はとてもおとなしそう。
「初めまして、よろしくね」
そう私が言うとアンナの後ろへ隠れてしまった。
「ロンは人見知りなのよねー」
アンナの気持ちがよくわかるわ、これは心配して守りたくなるわね。
「僕たちは、美味しい紅茶を持ってきました」
みんなそれぞれ持ち寄り、少し林の中の古屋へと向かった。
「馬車を使わずに歩くなんて新鮮で気持ちいわね!」
「そうですね、たまに歩くこともいいことですわ」
移動中もみんなと話退屈せずに古屋についた。
それからは、古屋に入り昼食をとり一息ついていた。
「よし!私と一緒に魚釣りに行く人!」
近くに小さな川があるのを知っていた私はお母様には内緒で小さな釣竿も持ってきていた。
みんなが賛成し釣りをしに行った。
「なかなかつれないわねー」
すると突然私の隣のロンの釣竿が大きくしなり始めた。
「ロン!」
思わず自分の釣竿を放ってロンの釣竿を支えた。
「みんなー!ロンの魚は大きいわ!手伝って!」
そしてロンの釣竿を支え小さなロン自身の体も引っ張られな いように支え、釣竿を強く引いた。
「うわー!」
一気に釣竿が持ち上がり、みんな一斉に尻もちをついた。
「大丈夫ですか!!」
ロンは私たちにあわわてて声をかけた。
「あははっ、大丈夫よ!」
糸が切れて魚は逃げてしまったが、その場で大笑いした。
「久しぶりにスリルを味わったわ!」
そして私たちは釣りを終え散歩などをしてクタクタになり、帰りは馬車を呼びソフィアの家まで移動していた。
「ソフィアは寝てしまわれましたね」
セシルの隣にいたソフィアは眠ってしまっていた。
家に着いたが、ソフィアは全く起きなかったため、そのままみんなは帰宅した。
ただ、フーク様は残りソフィアをベッドまで運んでくれていた。
「今度はソフィアから誘ってくれるのを楽しみにしていますね」
寝ているソフィアにそう声を掛けた。
「フーク!どこに行っていた」
ユーリは何やら怖い顔をしてフークに言い
「ごめんごめん、さ帰ろう」
シェネル兄弟も帰宅した。
―――――――
翌日、その話を聞いたソフィアはとても赤面した。
最悪だ!、油断した。なんで私を抱っこして運んだのよ!
「フーク様とうまく行ったいるみたいね」
メイドが陰でひっそりと見ていて、そう呟いた。
読んでくださりありがとうございました。
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