学校祭
この学校では年に一度学科祭が行われる
「あと1ヶ月後には学校祭か〜」
この世界で初めての行事ソフィアはとても楽しみにしていた。
何故ならその準備期間は授業が少ないからだ。
「私たちのクラスはカフェよね!張り切らなくちゃ」
「ソフィアは料理は得意でしたか?」
セシルに言われ…確かに私サンドイッチくらいしかできな い…
「料理はあまりですが、配膳は任せて!」
「なるほど、とても頼もしいですねソフィア」
私たちのクラスはカフェ、と言ってもコーヒー、紅茶、焼き菓子など品数は少ないが学校祭には十分!
そしてその準備期間は、焼き菓子を何にするかや、教室の内装などのためである!
しかも、人気ランキング上位3クラスには賞品が当たるのだ。
――――――――――
「他のクラスもかなり張り切っているわね〜」
ソフィアは料理に関してはあまり携われないため、少し空き時間があり、周りを偵察していた。
「へー、ここはアクセサリー。とても可愛いわね」
「ソフィアよくここまで来たね」
アクセサリーを眺めていると気付いたら目の前にフーク様がいた。
「あ、フーク様!アクセサリーを作っていたのはフーク様のクラスだったのですねー、とても綺麗ですわ」
「ありがとうございます。僕は手先があまり器用ではないので、主に磨いたりなどのことしかしていませんが。」
「へぇー、そうなのですね」
あのなんでもできるフーク様が出来ないこと、それは細かい作業なのか、意外だなー。
「ソフィア来てたのか」
突然後ろからユーリ様に声をかけられた。
「ユーリ様!ユーリ様もアクセサリーを磨かれているのですか?」
「いや、俺は磨く以外にもちゃんと作っているよ。」
「え!すごいですわね!」
細かい作業が出来ないフーク様に対して、ユーリ様は出来るのねー。双子でもやっぱりそこまでは同じじゃないのね、不思議ー。
「あっ、そろそろ戻らないとセシルに怒られるわ!でわまたー」
結構長居してしまった。やばいやばいセシルやみんなに怒られるー、と私はその場を後にした。
「ユーリさっき材料を取りに行くってでて行ったばかりなのに、随分早かったね」
「別に、忘れ物しただけだし」
ソフィアが帰ったあとシェネル兄弟に謎の空気が流れた。
「セシルごめーん!」
「ソフィアおかえりなさい!ちょうど一つ焼き菓子の候補ができたので試食してください!」
優しい…暇を潰していた私に試食をさせてくれる…女神だ。
「ん!美味しい!初めて食べるわ!」
「フィナンシェと言うお菓子を少し工夫して、いろいろなものを入れてみましたわ」
「へぇー、すごいわね、セシルはよくこんなこと思いつくわね」
「いいえ、これは私ではありませんわ、アンナ様ですわ」
と、隣にいた陽の光を浴びて輝いて見える銀髪の女性がいた。
意外とセシル以外にはまともに話したことがなかった。
「アンナ様すごい美味しいですわ!天才です」
「いえいえ、お家で焼き菓子を作るのが趣味だったので!褒めていただいて光栄ですわ!」
セシルと真逆、私に似てとても元気な声でそう言った。
「ぜひこれをメニューに加えましょう!」
そしてアンナが作った焼き菓子は加わり、その後も色々試作をし、ソフィアとアンナは仲良くなっていた。
「へー、アンナ様は弟さんがいらっしゃるのですね」
「はい!2歳下の弟がいます。ただすごいドジっ子で今こうして寮生活を送っているので、父と母に迷惑をかけていないかとても心配です」
そう言ったアンナは少し苦笑いをしていた。
「とても弟さん想いなのですね、素敵ですわ。」
セシルはとても感心していた。
「私もお兄様がいますが、お兄様もこんな気持ちだったのでしょうか」
なんて兄妹話に盛り上がっていたりもした。
そして、着々と準備が進み、学校祭当日ー
読んでくださりありがとうございました。
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