なんだこの感じ
「何をしているのですか」
そう声をかけ、4人を追い払ってくれたのは、ユーリでだった。
「ユーリ様!ありがとうございます」
「いや、別にただ通りかかっただけだから」
クラスも別だしあまり話すことがなかったのに、助けてくれるなんて珍しい。
にしても、小さい頃の恥ずかしがり屋ユーリ様はどこへいったのだろうか。
ましてや、クールな容姿に性格が追いついてきている!
「いえ、私も困っていたところなので、助かりました!そういえば、お久しぶりですね!本はまだお好きですか?」
せっかく会ったわけだし少しくらいお話ししたいそう思ったのだが。
「移動なので、話してる暇はない」
そう冷たく言い教室へと移動してしまった
何か気にさわるような事私したかしら?小さい時は良く本の話をしてくれたのに。
セシルは本を読むけど恋愛ものが多いから、なかなかサスペンスのお話できる相手がいなくてたまっているのよねー
よーしまた機会があったら話しかけましょ!
ソフィアは全く怖いとは思わずむしろ燃えていた。
―――――――――
何やら廊下が騒がしい。
見てみると、ソフィアが4人の女性に何か絡まれていた。
「何をしているのですか」
それを目にして思わず声をかけてしまった。
「ユーリ様!ありがとうございます」
ソフィアは振り向き明るくお礼を言ってくれた。
ここで、(大丈夫か?)くらいの声をかけてあげたかったのに、「別に通りかかっただけだから」なんて、冷たい言葉をかけてしまった。
何故だか、昔のようにソフィアには話せず、ソフィア前だと冷たくなってしまう。別に嫌いなわけじゃないのに、心で思っていることが素直に言葉に出せない。
「移動なので、話してる暇はない」
そう言って歩き出したがー。
やってしまった。絶対怖い奴だと思われてる。せっかく本の話題を話してくれたのに、小さい頃は普通に話せてたのに何故だ。
俺だって、本の話したいしおすすめの本だってあるのに…
そう頭を抱えながら教室へ向かうと兄のフークがいた。
「ユーリどうしたの怖い顔をして」
「いや、なんでもない」
ユーリはいつも余裕そうだ。
この学校に入学してから、たくさんの女性に声をかけられているが頭のように明るく話している。
別に羨ましくはないが、ソフィアはどう思っているのだらうか。ふと、少しソフィアが気になった。
ユーリは、フークがソフィアと婚約してから、ソフィアに対して気づいたらあまのじゃくになっていた。
読んでくださりありがとうございました。
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