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88話 第1王女の情報漏洩

アクセスありがとうございます。



「ここは・・」


 リュートは目を覚ますと、見覚えのない天井が視界に入る。


「リュートおきた?」


 その聴き慣れない幼い少女の声を耳にしたリュートは視線を天井から左へと向けると、もう2度と会う事は無いだろうと思っていたクリスティーネ第1王女の姿があった。


「クリスティーネ王女?」


「うん、そうだよ」


「どうして、ここに?」


「・・リーヴスから聞いたの」


「そう・・ですか」


 クリスティーネの少し聞かれたくない表情を察したリュートは、話題を変えることにする。


「あの、自分と一緒に居た子達を知りませんか?」


 リュートは上半身を起こし、部屋を見渡した時にいつもいるはずの3人がいないことをクリスティーネに聞いた。


「えっとね、たぶん・・あっち?」


「あっち?・・・・」


「うん」


 クリスティーネは、自信満々で窓の向こうに見える王城に指を差す。


「そう、なんだ・・でも、クリスティーネ王女様はここにいてもいいのですか?」


「いいの・・ここも家の庭の中だから」


「まぁ・・そうです・・ね」


 王城内の敷地にある鍛錬場も休養所も基本的に敷地内のため、クリスティーネにとっては家の中であることは当然だった。


 このまま部屋を出る訳にもいかず、クリスティーネと会話をしつつアイテムボックスからハニカラと果実水を取り出しクリスティーネに手渡すと、嬉しそうに受け取り躊躇うことなく口に入れる。


 モグモグ・・


「甘くて美味しいね、リュート」


 ハニカラを3つも口にいれて頬を膨らませモグモグ食べているクリスティーネを小動物のようだと思いながら見ていると、部屋のドアが開いた。


「リュート様」


 先に入って来たルカが、目覚めているリュートを見て笑顔でベッドに腰掛ける。


「悪かったな・・」


 リュートは、横に座るルカの頭を撫でると、ルカは安心した表情となり後ろにいたレナはルカの隣りに座る。


「レナも、ありがとうな」


 レナの頭も撫でている光景に、クリスティーネ王女が羨ましそうに見上げていることにリュートは気付いていなかった。


「リュートさん、傷の方は大丈夫ですか?」


「ミウ、もう大丈夫だよ」


「そうですか、良かったです。もうどうなるかと・・」


「あはは・・」


 リュート達の会話を聞いていたクリスティーネは何か自分もこの輪に入れないかと考えていた時に、ふと兄のブレイドから聞いた事を思い出した。


「ねぇねぇ、リュート?」


「どうしましたか?クリスティーネ王女様」


「あのね、今度、お城の大きな部屋で人をたくさん呼ぶんだって・・」


「何かのパーティーですか?」


「ん〜とね・・パーティーの招待をするんじゃなくて、しょー・・しょう・・しょうかん?するの」


「しょうかん?・・しょうかんっていうのは、誰かを呼ぶ召喚の事ですか?」


「そ〜そ〜!召喚するの。ゆーしゃー召喚するって、ブレイド兄さんが自慢してたの」


「勇者召喚ですか・・だから聖剣を王城に運ばせたのか・・」


「うん・・それが、今日の夜にするって」


「「「「 えっ???? 」」」」


 幼き第1王女クリスティーネの口から発せられた驚愕の事実にリュート達は、驚き固まるのだった・・・・。


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