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吹部物語。〜北原中学校吹奏楽部〜  作者: 星野 美織
2013年度吹奏楽部入部員
6/12

clarinet&bass clarinet 松井 美琴

小4の時、音楽の先生のことが大好きだった。

先生はオーケストラの授業の時、クラリネットってゆー楽器を吹いてくれた。

その姿がカッコよくて、お父さんにすぐにお願いした。

お父さんは、関西大会へ毎回出場している高校の吹奏楽部の顧問だった。

「美琴、楽器をやりたいと言う気持ちはお父さん嬉しいんだけどな……。クラリネットをやるにはまだ体が小さすぎる」

「えぇぇぇえ!?」

なによそれ!

「い、いつになったらやってもいいの?」

「そうだな、中学校になったら吹奏楽部でクラリネットをやったらどうだ?」

「吹奏楽部! 私入りたい!」

って思ってたのに……、

「えぇ!? どうしてですか!?」

中1の春。仲良くなったばかりの莉音と吹部に入部して、クラリネットになった。

「うーん、莉音ちゃん、バスクラだと息が続かないみたいなんだよね。さっき真っ青になっていたし。美琴ちゃん、クラとバスクラの掛け持ち、ってことになったの。あ、コンクールのオーディションとかは基本バスクラでね。クラの人数足りない時あるからね」

そ、そんなぁ〜!

せめてバスクラかクラ、どっちかがいいよ〜!

両立させるの難しそーだし……。

「まぁ、2年生になったらバスクラ一筋でね」

まぁ、、頑張るしかないか。


2年後

「っしゃぁあ!」

基礎練のハーモニーが1回目からそろう、本当にこれは嬉しい!

夏休み入ってから、何度もこういうことが起こった。

これ、関西いけるんじゃね!?

あ、ちなみにクラが1本足らないから私もちょくちょくクラもやるんだけどね。

やっぱり、楽しい。

吹奏楽って、みんな吹部って略すけど、そうじゃないんだ。

やっぱり奏でて楽しまないと!

今年の夏は、全力で楽しんで、県大会突破!

これが、私の目標である!

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