表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
吹部物語。〜北原中学校吹奏楽部〜  作者: 星野 美織
2013年度吹奏楽部入部員
3/12

flute 東堂 遥

「嘘でしょ……」

音がぜんっぜんならない。

もっとなるもんだと思ってた。

だって、先輩たちはあんなに簡単そうに吹いてるのに……。

つか、フルートって結構むずくね?

そんなんを一番最初に選んだあたしってすっごいな。まじ神かよ。

このあたしにできないことがあるなんて……。

いいじゃない。このあたしがやってやろうじゃないの。

ヒュー! フヒュー!

「あはは! そんな焦っても音でないよー! 」

負けるもんか!

あ、でもいくらなんでもこれじゃ音出ないか。

「先輩、どうやったら音出るんですか?」

「お、やる気出てきたね! えっとね、まずは……」

♪──────。

「なっ、なったぁぁ!」

「おめでとー!」

よっしゃぁぁ!このちょーしでがんばるぞー!



2年後。

楽器も買って、あたしは上達以上、進化した。

「ちょっとー! 日向ちゃんと夏帆、そこ音あってないよー! まったく、オーディションまであと2週間だとゆーのに! そんなんじゃコンクール出られないよー!」

「「はい!」」

ふふ。やっぱ楽しい。

吹奏楽っていいな。

「うちらは絶対関西行くんだから!」

「「はい!」」

この夏、全力で取り組む。

関西を絶対突破してやる!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ