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空を見よう

【朝】


目覚ましが鳴った

いつもの時間 6時半


でもなんだろう やけに家が慌ただしい

寝ぼけまなこでケータイを見ると 6時半……じゃなくて7時半


やらかした


疾風のように家を飛び出し 稲妻みたく いつもの道を駆け抜ける


間に合った?


校門を潜り抜けた矢先 非情にも あざ笑うように チャイムは鳴った



【授業】


2時間目 予習が必要な英語の授業

夜中までしっかりやったから 予習はバッチリ

……のはずだったのに 家にテキスト置いてきた



【昼休み】


そんなこんなで昼休み

お弁当 今日のメニューはなんだろう

食欲そそる匂いに誘われ パチンパチンとふたを外す

なんと今日はお赤飯 小豆がキレイな赤紫


いただきます


ところが箸が……入ってない



【下校】


散々だった1日も なんとか終わりを告げたみたい

亀のようにカバンをしょって ゆっくりゆっくり歩いてく


そのときだ


急に空が真っ暗に

さっきの晴れ間を取り消すように 辺りが嫌な色につつまれる


これはくる


案の定 ポツッを出だしにシャワーのように降りだした

あわわわわ


蛇口のこわれた水道のように ジャバジャバジャバジャバ 降り注ぐ

やっとの思いで帰ったときは 私のブレザー、ワカメのよう





こんな日ある

何をやってもダメな1日

とことん運が向かない日

でもそんな時こそ 空をみよう

どんなに雨が降り注ごうと どんなに雷が鳴り響こうと

必ず最後は晴れるから




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