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039⚫️襲撃
峠に差し掛かろうとした時だった。
ジンとカナタは、案内の随行人たちとともに急襲を受けた。
矢が次々と一行に降りかかる。
だが、そのすべてが空中で向きを変えた。
ジンが展開した結界が、矢の軌道を静かに逸らしていく。
随行人たちが身を伏せる中、カナタは’雷牙’を抜き、稲妻のように突進した。
道の右手は人の背丈ほどの斜面になっており、
その茂みに射手が潜んでいた。
ジンは結界を維持しながら、周囲の気配を一つも逃さない。
「うっ」「がはっ」「むぎゅ」
呻き声はすぐに途切れた。
カナタが戻ってきた。
両手にぶら下げ肩に担いだ、合計三人の襲撃者を捕らえている。
「あとの連中は逃がしておいたぞ。」
「いい判断だよ、カナタ。」
一行はすぐにその場を離れた。
同じ場所に留まれば、
仲間を取り戻そうと、直ぐに戻ってくる者がいるかもしれないからである。




