表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
オンラインゲームのフレンドが直属の上司だった件  作者: 七転び八起き


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

7/46

第7話 縮まる距離

 数日後、ハヤテから夕方にメッセージが届いた。


 ハヤテ『今日はログイン遅くなるかも』


 うーん、ハヤテがいない間ゲームで何をしようかな。


 そういえば今日は羽山さん、会社にいないな。


 気になって予定表を見た。


『直行直帰』


 忙しそうだな……。


 最近羽山さんは前と違って、少し会話をしてくれたり、気にかけたりしてくれる。

 その理由が全く思いつかない。

 でもコミュニケーションをとれた方が、私も楽だから気にしない事にした。


 ◇ ◇ ◇


 私は家に帰った後、いつもよりゆっくりお風呂に入って、お風呂から上がったらストレッチをしたり、見たかったアニメを見ていた。


 寝る準備が整った後、ログインをした。

 まだハヤテはログインしてなかった。


 この隙に──


 レベルアップしてハヤテを驚かせよう!

 バトルでもっと有利に動けるように!


 試練の塔に行って、ランダムで選ばれたパーティーメンバーと共にレベルアップに勤しんでいた。


 その時、ハヤテからチャットがきた。


 ハヤテ『今からこっちに来れる?』


 いつもは来てくれるけど、今日は何でだろう?


 ハヤテのいる場所まで移動した。

 そしたらそこに、知らないキャラが居た。


 誰だろう。


 ハヤテ『新しいフレンド。今日始めたばかりで、手伝ってあげようとしてるんだけど、一緒にどう?』


 新しいフレンド──


 少し複雑な気持ちになった。


 今まで二人で行動していたけど、これから三人になるかもしれない。

 私がいない時、ハヤテはこの人と行動するのかと思うと、少し寂しくなった。

 でも、私も初心者の時、ハヤテに凄く助けられた。


 あまる『わかった!』


 私も人を助けよう!


 三人でストーリー序盤のボスと戦ったり、このゲームの基本を教えたりして、その日は終わった。


 ハヤテ『ありがとう』


 これはオンラインゲームなんだし、色んな人と遊んだ方が楽しいはず。

 私もハヤテ以外にフレンドを作った方がいいかな、と思った。


 私がゲームから落ちようとすると、ハヤテがまた前より近づいてきた。


 ハヤテ『あまる、おやすみ。また明日』


 徐々にハヤテとあまるの距離が近づいてて少し戸惑うけど、ハヤテと一緒にストーリーを進めたい。

 一緒に感動したい。

 それだけは他の人には譲れなかった。


 ◇ ◇ ◇


 次の日、フロアの廊下を歩いていたら、羽山さんと販売企画部の鈴木さんが話していた。

 鈴木さんと羽山さんは親しげな感じだ。

 じっと見ていたら、鈴木さんに気づかれてしまった。


「あ!えーと、天川さんだよね?羽山の部署の」


 私の事を知ってる!?ほとんど関わりがないのに。


「はい、天川です。私の事知っててびっくりしました」


 鈴木さんは人懐っこい笑みを浮かべている。


「会社の女の子の名前はほとんど知ってる」


 鈴木さんは色んな女性社員と話しいるのをよく見かけるけど、私の名前まで知ってるとは。


「天川さんエタクエ知ってる?」


 エタクエ!?

 なぜその話題??

 鈴木さんもやっているのかな……?


 言おうか悩んでたその時、羽山さんが間に入った。


「俺、天川に話あるからまた」


 鈴木さんは渋々離れて行って、


「今日ゲームで待ってるから〜」


 と、羽山さんに言った。


 ゲーム?どういう事?


 よくわからなくて混乱してると、羽山さんは私を手招きした。

 話ってなんだろう。

 羽山さんについて行ってミーティングルームに行った。


「ごめん。あいつ俺の同期で。結構軽いから、念のために追い払った」


 羽山さん──


 なぜ?


「ありがとうございます。鈴木さんがああいう感じの性格なのは知っていますよ」


 あの感じだと、鈴木さんもエタクエをやっているかもしれない。

 会社の人とも遊べたらちょっと楽しいかも。


 でも、私はハヤテさんと一緒にストーリーを進めたいし、そこに他の人が入るのは嫌だった。


「……天川もやってるの?ゲーム」


 羽山さんに聞かれて驚いた。


「羽山さんもやるんですか!?」


「いや……聞いただけ」


 最近羽山さんと少し距離が近くなったせいか、色々知りたくなってしまった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ