コミュニケーション
機体から降りる
アレックス「お疲れ」
ライラ「つかれましたよ・・・」
アレックス「じゃぁ、モニタ変えておくから」
ライラ「お願いします」
アレックス「いや、悪かったね」
ライラ「ん?」
アレックス「こっちの整備ミスだからね」
ライラ「テストですからね」
アレックス「そういってもらえると助かる」
ライラ「でもアニメのロボットってシステムトラブルなんてないですよね」
アレックス「そりゃぁ・・・そんなので話の進行を止められないからね」
ライラ「まぁ、関係ないか」
アレックス「ロボットのトラブルを見て楽しめる人なんていないだろうね」
ライラ「まぁ・・・かな」
アレックス「休憩したおいで」
ライラ「はい」
マリア「お疲れ」
機体を預けたマリアが歩いてきた
ライラ「お疲れ、シャルロットは?」
マリア「あれ?まだ降りてこない?行ってみる?」
ライラ「うん」
整備士が2人がかりで機体からシャルロットを降ろしていた
マリア「どうしたの?」
整備士4「ドールの損傷がひどくて動けないんですよ」
マリア「ん?もしかして弾道ミサイルとか近接戦闘の衝撃で?」
オペレータ4「多分そうかな・・・アンドロイドに痛覚のセンサーなんてついてないからね」
ライラ「自分が壊れてもわからないのか・・・」
マリア「特殊部隊の作戦行動中もそんなものだね」
ライラ「え?なにそれ?」
マリア「薬で痛覚を麻痺させるから作戦中に腕とか足がもげたまま行動してる」
ライラ「なに?それ」
マリア「ん?それが普通だよ、私の右足も・・・義足だし」
ライラ「・・・そっか、今度見せて」
マリア「は?」
ライラ「興味があって・・・だめ?」
マリア「ダメではないけど」
ライラ「でも、普通の足より義足のほうが使えそうじゃない?」
マリア「・・・ははは、機械の足はそうだけどね、体と機械の接合部分って弱いんだよ」
ライラ「あ・・・あるほど」
マリア「だから、走るのも負担が大きくて」
ライラ「そうなんだ」
マリア「ま、走れないだけで不自由はないけどね」
ライラ「で、シャルロットは」
整備士4「ベッドタイプのカートのせるので運んでもらっていいですかね?」
マリア「は?」
整備士4「ランチタイムは一緒に過ごすように指示が出てるらしい」
ライラ「そうなんだ」
整備士4「そのあとは体の損傷を直しながらライラとコミュニケーションを取れと」
シャルロット「了解」
ライラ「いろいろききたいことがあるんだよね」
シャルロット「はぁ?・・・私がききたいのですが」
ライラ「時間ってどれくらいあるの?」
ルカ「午後はフルタイムで使っていいけど」
ライラ「へへへ」
ルカ「あれ?いいの?」
オペレータ4「問題ありませんよ、博士の意向です」
ルカ「でも、機密事項じゃ?」
オペレータ4「そのためにパイロット6を採用してるみたいです」
ルカ「そうですか・・・」
ライラ「え?」