メインモニター
目覚ましのアラームで目が覚める
体じゅうが痛い・・・筋肉痛か
シャワーを浴びる
髪を乾かしながら食堂に行く
間違いなく吐くので簡単な食事をとる
マリア「おはよ」
ライラ「おはよう」
マリア「今日は性別で分けて3体で行動だって」
ライラ「そうなんだ、よろしく、武器の演習だっけ?」
マリア「遠距離、中距離、近距離と近接戦闘の順番で・・・だっあかな」
ライラ「近接戦闘は酔うな・・・」
マリア「昨日の夜、アレックスががんばってたね」
ライラ「しってるんだ」
マリア「一応ね、寝る前に機体を見に行ったし、情報共有義務があって機体に何をしたか全部レポートを書くことになってる」
ライラ「え、もう読んだの?レポート」
マリア「朝見たら端末に上がってたよ」
ライラ「そっか」
マリア「ほかには歩く時のジャイロ補正値の共有・・・これも君の機体が一番機能してる」
ライラ「ははは、あのシートへいきだった」
マリア「いや、お尻痛かったよ」
ライラ「だよね」
マリア「パイク乗るから体は支えやすいけど疲れる」
ライラ「今度乗せて」
マリア「免許ある?」
ライラ「・・・ない」
マリア「施設にバイクあったからまたがってみる?」
ライラ「そうだね」
マリア「シートが変わるのはありがたいな・・・ほかは、ハンドルのアングル調整とかトリガーを硬くしたほうがいいとか、そんなんかな・・・アンドロイドの情報は機密だから開示されないけど・・・」
ライラ「ははは、そういえばAIと会話してる?」
マリア「ん・・・それなりに」
ライラ「なんて読んでる?」
マリア「・・・え?名前?アンドロイド11だったからエルフ」
ライラ「ん・・・11?ドイツ語か・・・」
マリア「そうだけど・・・ライラは?」
ライラ「適当にランスロットにしてみた」
マリア「ん・・・円卓の騎士か・・・12人いたな・・・」
ライラ「ははは」
マリア「エルフもなんだよね・・・」
ライラ「なんかファンタジーだね」
マリア「は?あぁ・・・そうだね、そろそろ行こうか、ミーティングの時間だ」
ライラ「お、もうそんな時間か」
トレイをさげてミーティングルームへ向かう
1チーム3人、6チーム18人
顔と名前が一致するのはいつの日だろう・・・
今日の演習予定と説明を受けてチームごと機体に向かう
3人と1機で簡単にミーティングを行う
期待に乗り込んで起動する
ランスロット「おはようございます」
ライラ「おはよう」
ルカ「各ポイントで演習用の武器を装備して射撃訓練か・・・必要なデータはこの後送信するから」
アレックスはあくびしながら聞いている
アレックス「ま、オペレータの横でデータ確認しながら話を聞いてるからなんかあったら言って」
ライラ「お願いします」
コクピットのハッチを閉めて歩き出す
ライラ「あれ?」
ランスロット「どうかしましたかライラ」
アレックス「どうかした?」
ライラ「メインモニタが映らない」
アレックス「ん・・・?戻ってこれる?」
ライラ「はい、すぐに・・・」
すぐに引き返して確認してもらう
アレックス「あ・・・モニターがだめかな・・・どうするか・・・」
ルカ「ランスロットは前見えてるの?」
ランスロット「はい、問題ありません」
ライラ「そっか・・・ま君が見えてるならいいか?」
アレックス「いいの?」
ランスロット「はい、不都合がなければ」
アレックス「整備不良で不参加はまあずいよな・・・」
ライラ「左右のサブモニタとセンターコンソールの状態モニタが大丈夫だからなんとかなるかな」
アレックス「すぐにモニター換えを準備しておくよ」
ライラ「お願い、じゃ、いってきます」
そしてそのまま演習に参加した
このお話は2020/03/04に書いた小説を転記しています。