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パイロット ロスト  作者: Grace
3/13

名前

演習用の機体がこちらに向かって動き出す。


ライラ「ガトリングでメインカメラ狙って」


AI「了解」


ライラ「ターゲットとの右に向かって走って」


ガシャン、ガシャン


走り出す


「ピ」音が鳴ってモニターに映るターゲットが赤に変わる


トリガーを引く


ウィーン・・・ガガガガガガ


機体の頭にペイント弾が当たり赤く染まる


演習機が動きを止める


ライラ「左側に回り込んで」


AI「・・・了解」


言われた通りに動き出す、真横まで移動したところで


ライラ(あ・・・きもちわる・・・)「体当たりして」


ガン


演習機がバランスを崩して倒れる


ライラ(あ・・・限界かも・・・)「ロッドで頭ぶん殴って」


AI「了解」


ビー


警告音が鳴って殴る前に動作を止めた


AI「エネルギー残量が10%を切りました。撤退してください」


ライラ「おい」


演習機が態勢を立て直してこちらに向き直る


ルカ「演習終了・・・演習機は停止します。」


ライラ「今のはトドメ刺すところでしょう?」


AI「パイロットと機体の保護が優先されています」


ライラ「う・・・」


ルカ「君、休憩長かったからね・・・2時間の予定が稼働時間超えた」


ライラ「そうですか・・・ごめん開けて」


AI「了解」


ライラ「おえ~」


ルカ「マイク外してやってほしいな~」


ライラ「ごめん」


ルカ「落ち着いたら、戻ってくれる?」


ライラ「了解」


ルカ「判断と行動はよかったけどね・・・」


ライラ「そう?」


ルカ「でも乗り物酔いするパイロットってなに?」


ライラ「ライラもそれには同意する」


ルカ「ま、様子見かな」


ライラ「あ・・・首にならないんだ」


ルカ「変わり探すのも大変だからね」


ライラ「そっすか」


ルカ「戻ってシャワー浴びたらミーティングね」


ライラ「了解」


帰還はAIが学習したようでコクピットの揺れが減っていた


ライラ「ありがと」


AI「どういたしまして」


ライラ「君の名前は何がいかな?」


AI「・・・」


ライラ「6だっけ?」


AI「それは機体です、私は12」


ライラ「ん・・・数字から連想するとGWみたいになりそう?」


AI「・・・?」


ライラ「ん・・・ランスロットにしよう」


AI「・・・アーサー王の騎士の名前ですね」


ライラ「は?・・・そうなの?アニメのロボットじゃないんだ?」


ランスロット「そうなんですか?」


ライラ「もしくはボールペン・・・」


ランスロット「?」


---


戻ってシャワーを浴びて着替えてミーティングルームへ向かった


ライラ「遅くなりました」


すでにミーティングは終わったようでルカとアレックスの2だけ残っていた


ルカ「お疲れ様」


アレックス「お疲れ」


ライラ「お疲れさまでした・・・みんなは?」


ルカ「もう解散してますよ、あとは各チームで今日の演習の整理をします」


アレックス「要望があればすべて記載してください」


ルカ「ほかのチームは顔合わせとミーティングが終わって解散してます」


ライラ「ははは、すいません」


ルカ「体調は大丈夫?」


ライラ「まあ、何とか」


アレックス「課題はシートの揺れですか・・・研修の成績は?」


ライラ「問題なかったんですよね・・・シュミレータはそんなに揺れないし」


アレックス「そっすか」


ルカ「なんかつけれそうな物ある?」


アレックス「・・・探してみます」


ルカ「よろしく、明日は武器の演習になるから移動はすくないかな」


ライラ「助かる」

このお話は2020/02/03に書いた小説を転記しています。

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