専用機
私「イメージとちがう」
整備士「ガン〇ムでも想像してたんですか?」
私「そりゃ誰だってそう思うでしょう?」
そこにあったのは車の大きさのボデーに手足が付いた2足歩行のロボットだった。
操縦席は戦闘機みたいになっる背は3メートルくらい
整備士「現実的なサイズだろうね、大きすぎると足が太くなる」
私「そっか」
整備士「まぁ、乗ってください。あなたの専用機になるので、シートとかは体に合わせてあります、整備担当のアレックスです」
私「あ、私はライラです・・・専用機か・・・いいね、その響き」
そういいながら乗り込んで起動する。
オペレータ「操縦はほとんどAIがしてくれます、指示をだしてください。」
ライラ「なるほど」
アレックス「要望があれば今日のテストが終わったらいってください、調整します。」
ライラ「わかった、で、この子の名前は?」
オペレータ「機体のコードはDool6でAIのコードはRoid12」
ライラ「え~名前つけていい?」
オペレータ「どうぞ」
ライラ「ん・・・なんにしよう・・・君なにがいい?」
AI「・・・」
オペレータ「AIに聞いたらだめですって」
ライラ「そっか、じゃぁちょっと考える・・・なんかアス〇ーダみたいだよね」
オペレータ「操縦テストの演習に入りますね、私はオペレータのルカです、よろしくお願いします。演習場のマップを出します。1~3ポイントを回って戻ってきてください」
ライラ「了解」
アレックス「いってらっしゃい」
ライラ「ポイント1に行こう」
AI「ハイ」
ロボットが歩き出す。
戦争が起きて戦闘兵器のロボットが投入された。
遠隔操作やAIの発展で兵器に人が乗る必要はないはずだった。
戦争が続き変化が起きた。
兵器のAIをハッキングして機能を停止させる技術が生まれた。
兵器の操縦を乗っ取り自軍の兵器に攻撃されるそんな事態を防ぐために人が乗ることになった。
AIは通信回線を遮断して操縦者からアナログの指示を受けて機体を動作させる。
そのテストパイロットに私はなった。
今回は男性3人女性3人の6人が参加している。
ガシャン、ガシャン
ライラ「う・・・なんか、酔った」
AI「飲酒したんですか?」
ライラ「違う、揺れすぎ・・・操縦席の揺れを減らして歩けない?」
AI「わかりました」
ライラ「なに、連想ゲーム」
AI「あなたの発言からデータベースに検索をかけています」
ライラ「・・・なるほど」
ガシャン、ガシャン
ライラ「あ~おしり、痛い」
AI「・・・」
ライラ「痔じゃないからね」
AI「・・・ちがうんですか」
ライラ「ふざけんな、シートが硬すぎ」
ルカ「それはAIじゃどうにもできないから戻ったらクッションいれますよ」
ライラ「そうして」
ルカ「ポイント1についたら的があるから射撃してガトリングが装備されてる」
ライラ「実弾?」
ルカ「あんしんしてペイント弾、でもサイズがサイズだから人にあたるとヤバイかな・・・ガトリングだし」
ライラ「了解、じゃあそのガトリングってやつを的に向けて」
AI「了解」
ライラ(お、まねしてる?)
AI「射程有効距離に入りましたターゲット補足」
そのまま停止している
ルカ「操作ハンドルにトリガーがあから引いて」
ライラ「あ、これか」
トリガーを引く
ウィーン、ガガガガガガガガガガガガガガガ
ライラ「何これ、マシンガン?」
AI「1秒間に60発打ちます」
ライラ「1発打つんじゃないんの?」
ルカ「基本的に殲滅兵器の装備だから、ごめんマシンガンとかいえばよかったか?」
ライラ「ははは」
ルカ「次のポイントによろしく」
ライラ「はい、いこう」
AI「了解」
ライラ「ゲームのチュートリアルみたいだな」
このお話は2020/01/25に書いた小説を転記しています。