表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

王太子殿下に「調味料召喚とか馬鹿にしている」と婚約破棄、追放されました。はて?

「アカネ=ファミーリア、貴様との婚約を破棄する!」


 私はファミーリア公爵の長女、アカネと申します。なぜか十五才、王宮で開かれた建国パーティー、私にしてはテビュタントの会場で婚約者だった王太子殿下、ミエール=バッカー=ドーラク殿下に婚約破棄を告げられております。


「調味料召喚とかつまらんスキルを授かった貴様は王族に相応しくない!」


 という理由らしいです。この国では十才で女神様にスキルを授かりますので成人となった十五才になるまで待ってわざわざ婚約破棄するとは律儀なことだな、と思いました。


 私のスキル、調味料召喚はものすごくエゲツないスキルなんですが、この殿下にはそんな情報収集能力がなかったのだと思われます。


「貴様は国外追放! 我が婚約者は貴様の妹、アイとする!」


 ざわ……。まわりの貴族のみなさんが「あちゃー」という顔をされました。アイちゃんは私大好きですからね、カレーは飲み物が口癖のアイちゃんもそんなお話は飲まないでしょう。アイちゃんは「あんなアホと婚約するくらいならお姉ちゃんと逃げる」とか言いだしました。ちなみに彼女は王国最強のスキルと言われる無限魔力の持ち主です。


 ファミーリア公爵家がこの国、ドーラクから離反したのは数週間後でした。国王陛下が外務大臣以下全有力貴族を引き連れて泣きついてきましたがサラッと無視したみたいです。お爺様、ドーシン=ファミーリア前公爵は国内一の財力を持った貴族ですので一撃で大国ドーラクの屋台骨が粉々になったらしいです。


 王太子殿下が馬鹿なのはうちの責任ではありませんので悪しからず。現在我が領地はヒカリ大公国と名乗っています。


 ドーラク王は食い止めようとしたのですがバカ王太子のミエール殿下が大軍を率いて攻めてきました。アイちゃんの無限魔力は射程が一メートルという弱点があり、大軍を押しとどめるのは難しいです。しかし私の調味料召喚にはその制限がありません。


「いでよ、ドラゴンブレスすら物ともしない勇者の調味料、ペッパーX!」


 世界一辛い調味料が敵兵を飲み込みました。秒で敵軍は壊滅。


 ……バカなんでしょうね、王太子殿下は廃嫡されて独立した国家を建国すると宣言しました。バカなんでしょうね。また攻めてきましたが、今度は魔物を引き連れてきました。さらに疫病を撒き散らします。


 バカなんでしょうね。唐辛子を召喚したら普通に魔物は逃げていきましたし、ニンニクを召喚したら病原菌は死滅しました。スライムの大軍は砂糖を大量召喚で消え去り、ゴーレムは水飴大量召喚で動けなくなり、ドラゴンさえもペッパーX、勇者の香辛料には逃げるしかありませんでした。敵のブレスは世界一硬い食品、鰹節召喚で容易にしのぎました。


 やがて疫病が流行りましたがクサヤ汁には抗生物質が大量に含まれていたので容易に乗り切りました。ドーラクに売ることで経済支配することもできました。そもそも塩や砂糖も黒胡椒すら私が無尽蔵に出せるので経済はあっと言う間に支配しました。


 こうして、ドーラク王国はヒカリ帝国に吸収され、滅びました。殿下? なんかどっかで山賊してるらしいです。真実の愛に気づいたとかとちくるった手紙が届きましたが濃縮梅干し液に漬けて溶かしました。


 調味料を馬鹿にしてはダメですね?






 この物語は現在投稿中のひとパ☆のスピンオフとなります。


 そもそも書いてないですが、アカネとアイのラブラブ劇場ですがもんくあっか!


 待てよ私、深刻に考えたらいかん。アカネもアイもこのお話やと……。


 ラブラブしてても問題ないよね? 姉妹だけど。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 召喚の規模がでけー(白目) その気になれば辺り一面塩だらけにして敵地の農地を壊滅させるとかのエグい使い方できるんだろうなぁ… まあ、復旧の手間考えたらこういう搦め手の策はせいぜい相手の食…
[一言] ホント! 焼肉のタレと蕎麦つゆにはお世話になりっぱなしです ……えっ?それは調味料ではない?! 失礼しました〜!……シタタタッヘ(*¨)ノ
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ