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読みふけった1日

クリムに案内をしてもらい迷路みたいな王宮を廻り、王宮図書館に向かっている。迷路すぎて道を覚えられない。クリムには、これからも迷惑かけることになるだろうな。そんな事を考えていたら、王宮図書館に着いていた。


「こちらでございます。」


重厚感のある両扉をゆっくり開くと、そこには大量の本が。部屋に入ると、360度全部見渡しても、そこらじゅうに本が敷き詰められていた。内装も美しく、天井には絵と線対称の柄が描かれている。大きな窓から差し込む光と相まって、美しさが際立っている。あまりの広さと美しさに言葉が出なかった。幾ら王宮図書館でも、たかが知れてると思っていたが、違かった。流石、王宮。


「沢山本があるんだね。驚いたよ。」


「はい。ウルシェード王国の歴史や文化など、1冊では収まりきらない為、何冊もございます。また、先代の王様が変わった趣味をお持ちの方など、興味のある種類の本の収集をされた御方も居た為、沢山の本が集まったと伺っております。」


ふむふむ。沢山本があるのは良い事だ。これからどう生きていくか方針を決める事も出来るしね。異世界だから魔法とかも多分あるんだろうし。楽しみだな。


「じゃあ、今覚えておいた方がいい事から順番に読んでいきたいから、必要だと思われる情報が読める本を持ってきてもらってもいい?」


「承知しました。少々お待ちください。」


クリムに頼んで、取り敢えず覚えた方がいいであろう歴史や文化などの本を部屋の中央にあるテーブルに運んでもらった。合わせただけでも、20冊はありそうだ。思ったより多い。多分どうでもいい事も記載されてそう。


「これから、黙々と読んでいくつもりだから、クリムは好きにしていいよ。本読むなり、何か食べるなり、適当に過ごして。」


「勤務中に勝手な真似をするなど出来ません。また、レオ様のお傍を離れるなんて以ての外です。」


めっちゃブラック企業やん。執事って、休み無さそうだし。これは、多分命令しない限り、聞いてくれそうにないな。


「それなら、王子命令です。私の傍は離れなくていいので、一緒に本を読もう。」


「分かりました。レオ様に必要であろう書類を探す為に読みます。」


渋々って感じで了承してくれた。まあ、あんまり王子命令は使いたくないけれど、今日みたいな日は使おう。


取り敢えず、手当たり次第に読んだ。気付いたら、昼になり、夜になっていた。時間間隔が正常になっていたのは、クリムのお陰である。昼食と夕食時に身体を揺さぶられて、現実世界に戻ってきた。あまりにも、日本と違う事が多くて、夢中になって読みふけってしまった。


ある本には、ウルシェード王国の歴史がつらつらと記載されており、「この国の王様、現在で6代目なんだ!」とか、「法律は曖昧な部分も多いな。」とか、色々あった。歴史とか、一冊じゃ収まらなくて割と多いなとか思ったし。それより、本を読みすぎて疲れた。



取り敢えず今日はここまでにしようと切り上げた。




明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。

本当は元旦に投稿したかったけど、バイトで忙しかったので諦めました。

あと、レオが何の本読んでいたのか、皆さんで想像してみてください。

考えるのを放棄しました。すみません。

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