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これからの事

あの食事会が終わった数日後、私はこれからどうするか考えていた。やりたい事が沢山ありすぎて紙に書かないと忘れてしまうかもしれない。そう思いクリムに紙を貰っておいた。やりたい事リストに次々書いていく。そして、粗方書き終わったから、クリムを呼んだ。


「さて、クリムくん、君に大事な任務を授けよう。」


「ははーーー」

両手を上に掲げ、床に着くようにお辞儀をする。


「まあ、そんな茶番は置いておいて、頼みがある。まず、王宮図書館の案内、ドレスの手配、シェフに通達、本を書く原稿の準備かな。」


「はい。承知致しました。失礼ながら、何故ドレスが必要なのでしょうか?はっ!?もしかして、好きなお嬢様でも出来たのでしょうか?」


あわあわ慌てながら質問してて、可笑しい。好きな人なんて居るわけが無い。だって、こっちに転生してから、まだ家族にしか会ってないし。体は男で、心(魂)は女って、ほぼトランスジェンダーだし。そんな私が恋愛なんて、無理無理。


「そもそも、5歳だし、そんなに人に会ってないじゃん?出来る訳無いよね?」


「失礼致しました。取り乱してしまいました。それでは、何の為に御用意するのか伺っても宜しいでしょうか?」


「それはね、自分で着るからだよ!だから、ドレスだけだと足りないから、化粧品、ウィッグ、諸々お願いね。」


ヤバい。突然すぎたのか、クリムが固まっている。それでも、この話を進めたいし、他にも頼みたい事が沢山あるから、何とか、こっちに戻ってきて欲しいのだけれど。


「あの、王子様が何故ドレスを着るのでしょうか?差し出がましい事は重々承知しておりますが、主の事を知らなすぎるのも従者として、格好が付きませんし、これからの対応を考えなければなりませんので、教えて頂けると幸いです。」


そんなに考える事ある?って、内心めっちゃ思ったけど、変な主について行くのは大変なのかもしれない。折を見て、違う主に付きたいなら、推薦してあげるのも良いかもしれない。


「それはね、クリム君、私が着たいからだよ。それ以外に理由は無い!」


ごめんね、こんなお馬鹿な主で。本当に申し訳ない。でも、こんなに可愛い顔しているのに女装しない方が勿体ないよね?


「畏まりました。それでは、女装できる準備と王宮図書館の案内、シェフの召喚、原稿の準備で、宜しいでしょうか?王宮図書館には、明日にでも案内出来ると存じます。原稿は直ぐにお持ち致します。」


優秀な部下を持つと楽出来て良いね。

まあ、そんなこんなで、クリムが全て準備してくれるから私は優雅に紅茶を飲みながら、待っていた。


大安を投稿日に設定していて、1週間も空いているのに、書きだめを作れなくて、ギリギリになって投稿してます…


それと、タイトルにある悪役令嬢が登場するのは、もう少し先になりそうです…

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