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嵐の前の静けさ

「そういえば、陛下にレオ様をお連れするように頼まれていました。本日、家族揃っての食事をするとの事です。」


えー、めんどくさいやつやん。行きたくないわー。


「それって、誰が来るの??名前だけでも知らないと、記憶無くしたってバレるよね…?」


クリムの顔からツーっと汗が流れた。


「いえ、問題ありません。私が後ろに付いていますから。とはいえ、名前を知らないのは流石にまずいので、ご紹介致します。まずは、陛下のアレクサンダー様、王妃のヴィクトリア様、側妃のセイレーン様、そして第一王子のアデル様、以上になります。」


ちょっと複雑じゃね。めんどくさ~。


「それって、行かなきゃダメなの?」


「はい。レオ様が階段から転げ落ちた事を気に掛けて、陛下が皆で食事をしようとおっしゃったので、私の一存でどうにかなるものではございません。申し訳ありません。」


「それなら行かないとだ…」


渋々、ダイニングルームとやらに行くとこになった。

私の部屋は2階にあって、執事の後をついていったから、部屋の場所とか色々説明出来ない。昔も今も方向音痴な所は変わってない。

流石にこんな広い宮殿の全部屋の配置を分かれと言われても、出来る人は極わずかだろう。


廊下も日本で見るような平凡な廊下ではなくだだっ広く先が見えなくて気が遠くなりそう。そして、ほぼ真っ白。綺麗すぎて圧倒された。


やっとダイニングルームに着いたと思ったら、私が1番最後だったのか、第1王子に睨まれた。最初から敵意剥き出しで笑えてくる。それでも、子供だからかと納得した。第1王子の母である即妃は、何を考えているのかポーカーフェイスで分からなかった。


そして、想像通りのドラマとかで良く見るリーフェクトリーテーブルこと長机にグラスやキャンドルスタンドなどが並べられており、上座に位置する席に陛下が座っていた。所謂、お誕生日席である。そして、両隣りに王妃様であるお母様と即妃様が、即妃様の隣に第1王子のアデルが座っている。私はお母様の隣である。


「遅くなって申し訳ありません、お父様」


お辞儀をし、上目遣いをする。男でもこの顔なら行ける。これも一種の作戦である。

お父さんのご機嫌取りをしておく事で将来に後継者に選んでもらえる可能性がUPする。

と言うより、陛下といつも呼ばれ、王座に君臨している父上は気の置ける存在がほぼ居ない。そんな中、家族も陛下と敬い上下関係を作ってしまうと、お父様もげんなりするだろう。


そんなこんなでゴマすり+憂鬱な食事会が始まろうとしていた。

書き溜めていないから、全然投稿出来ない…

頑張ります…

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