表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/14

プロローグ

一目見た瞬間から、僕は心を奪われた。

その美しい姿や微笑みや所作、全てが完璧でこの世のものとは思えない人だった。

輪郭は、逆三角型で、瞳はぱっちり二重で目も大きく、まつ毛も長い。鼻筋はスラッと通っており、唇の色はローズピンクでぷるぷるしている。髪色は、ホワイトブロンド、前髪がぱっつんで、くるくると巻かれた髪は胸辺りまでの長さだった。


子供とは思えない大人びた容姿に僕は驚いた。誰が見ても彼女を見れば目が奪われるであろうと納得するぐらいの美しさだった。


彼女は女神だ。



ああ、こんなにも美しく尊い人は居るのだろうか。

自問自答した所で無意味だった。

だって、今まで見た事が無かったから。


表すことが出来ない感情が僕の中で湧き上がった。


何だか分からない感情が心の中をぐるぐるしている。

愛しいような苦しいようなこの感情は生まれて初めてだった。

だからこそ、僕はこの感情を大事にしようと、心の宝箱に閉まった。

一生忘れないようにと。





しかし、そんな事を思っていたら、何故だか階段から転げ落ちていた。

誰かに押されたのか、はたまた自分から転げ落ちたのかは、真相は分からない。


気付けば、転げ落ちていた。

止まる事が出来ない。


そして、気を失った。



あれだけ大事にしようと誓った女神の記憶も、目覚める頃には、忘却の彼方に消え去っていた。




初めての投稿ですので、長い目でご覧頂ければ幸いです。

宜しくお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ