あっちょっとやめ…オーポネントぉぉぉ!
「では、これから軍事会議を開きます」
「まず、ティナ様よりご報告を」
「はい。ビカサル帝国議会領付近で魔物が急激に増えています。オーポネント方面の守りを固めないといけません」
「では、王国騎士団の7割をそちらに派遣しよう。残りはここの護りに入ってもらう。ドゴール、さっそく準備を始めてくれ」
「承知いたしましたレクナス様」
「そして、私も戦場に赴くとしよう。パヴァーヌ、付いてきてくれ」
「御意」
「最後にティナ、およびサティア。あなたたちも最前線に行ってもらう」
「「承知いたしました」」
「ありがとう。短いが、これで会議は終わりだ。解散し、さっそく支度をはじめてくれ」
みんなが一気に散っていく。これぞ戦争といった雰囲気。
「サティアさん、科学者を呼んできてもらえるかな?」
「わ、わかりました。レクナス様」
かくいう俺は、まだ新しい王に慣れていない。やさしい皇太子でよかったよ。
「おーい、科学者さん?居るかー?」
「あいよー」
「お久しぶりです」
「おっ。戦争か。武器開発ならしてるぞ」
「えっと、王が呼んでる」
「あぁ~。じゃ行きますか!」
研究室を彼女が出ていき、俺一人になる。俺は研究室の奥の方へ行き、新しい武器を見てみることにした。
「なんだこれ、強そうだな」
おいてあったのは戦闘機。よく研究室内に作ったなというスケール。どうやら空から攻撃する作戦のようだ。
「……やっぱりイギリス人か」
その戦闘機には、英国の国旗があった。そんでもって、
「……いつの時代だよ」
さらにおいてあったのはアメリカの爆撃機と日本の零戦。どちらも戦時中のもの。きっと海外の現代史に疎かったのだろう。でもよくできている。
さらには重火器も一揃い。強そうなマシンガンや、ロケットランチャーまである。
「……よく作ったな」
「ただいまー!おっ、私の武器見てくれたのか!かっこいいよね?よくできてるよね?」
「うん。すごいと思うぞ」
「さっすが私だね!」
「王はなんて?」
「いい作戦だって。でも欠点があってね、パイロットの育成をしなくちゃなんだ。それで話し合いの結果、兵士をすこしおいていくことにしたよ。」
帰ってきたときは威勢がよかったが、もういつもの感じだ、研究所に呪いでもあるのか?
「話し合いと言えば、ずいぶん早かったな」
「それはね、王様が近くまで来てたんだよ。ティナ様と一緒に」
「ティナが?なんで?」
「もうすぐ出発だってさ。サティアも早く行った方がいいと思うよ」
「ありがとう。じゃあ、また、いつか」
「うん」
見送った科学者は、どこか寂しげだった。
「……到着だな」
「えぇ。また来たわね。帝国議会領。」
「なかなかいいところだね。王位継承のあいさつもしなければならないね。」
「それに関しては私がまだ議長なのでいいです。とにかく戦いの準備を勧めなければ」
「それもそうだね。じゃあ僕は城壁に上ってくるよ」
「……ねえサティア、私たちは」
「本部に行こう」
「え?」
「敵軍の本部。魔王倒したら魔物もいなくなるんでしょ?」
「それはそうだけど、リスクが……」
「俺をだれだとお思いで?」
「魔法が使えない駄目魔女」
「ひどいなそれ!異能でカバーしてるから魔法はいいの!」
「じゃあ一回行ってみる?本部」
「おう!」
とりあえずその夜は、興奮で眠れなかった。もちろん本部に行けるっていう興奮で。
「じゃ早速行こう!」
「はぁ……」
早速議会領を出発したわけだが。
「えっと……どこ?」
「まぁ、そうなるわね」
「とりあえずあの山なんでしょ?あそこに行こうよ」
「そうね……」
と歩き始めた時。
「サティア様!ティナ様!お待ちを!」
「どうした?」
「パヴァーヌ様がいなくなりました」
これは、厄介ごとになる気がするな……。
なんか最近、キャラがブレてないか心配。なにか御不満が点や、苦情、特に意味のない怒りを抱えている方は、遠慮なく私にぶつけてください
―死ぬんじゃねえぞお互いにな




