第2話 襲われていたのは…??
悲鳴が聞こえた方に走っていくと、5体の2足歩行の赤黒い肌の生物が何かを袋叩きしているのを発見した。
なるほど。あれが魔物ってやつか。鑑定してみると、
種族:オーガ
性別:男
年齢:15
Level:15
HP:1200/1500
MP:700/700
スキル:<怪力LV2><棒術LV2>
ってつぇー。ていうか何で最初に出会うのがオーガなの?普通はゴブリンとかからでしょ!?絶対勝てないじゃん!助けようなんて考えるまでもないわ。
ちなみに襲われてる方は??
種族:オーガ(亜種)
性別:男
年齢:15
Level:12
HP:3/2000
MP:700/1000
スキル:<怪力LV3><棒術LV3>
ユニークスキル:<右腕の一撃>
つ、つぇー。ユニークスキルとか持ってるし。肌も向こうとは違って青い。亜種って通常種よりも強いみたい。さすがに5対1は厳しかったようだけど。
ってそうじゃなくてこっちも魔物なんだね!?そこは貴族の令嬢とかでしょ!
と観察していると、5体のオーガ達は去っていったようだ。
青い方は瀕死だけどまだ生きてるのにいいのかな?
死んだと勘違いしたのかな?
あれ?これもしかしてチャンスじゃない?
瀕死なら俺でも倒せそうだし、経験値大量ゲット間違いなしだな!
俺は剣を抜いてゆっくりと近づき、青いオーガの首に突き刺した。
「グウォォオオ!!」
その瞬間オーガは立ち上がって右腕で殴ってきた。
えっ立ち上がれたの?俺は華麗に避け…られなくない?これ。
そのままこちらの右腕にあたり俺は吹っ飛ばされた。
「いってぇぇえええ!!!」
いや、本当に痛いんだけど。右腕なんてグチャグチャだよこれ?
完全に油断したわ。
と思っていると、どうやらオーガは死んだようだ。レベルアップしたのか力が湧いてきて、痛みも少しましになった。
「ステータスオープン」
名前:ハヤト・ゼンジョー
種族:人族
性別:男
年齢:19
Level:8
HP:300/1000
MP:150/150
スキル:<剣術LV1><鑑定LVMax><隠蔽LVMax><アイテムボックス><異世界言語>
ユニークスキル:<合成><最適化>
称号:異世界に迷い込んだ者、創造神の祈り
おぉ!レベルが7も上がったぜ!でもHPの伸びに比べてMP全然伸びてないな…
もしかして魔法の才能ないのかな?
まあそんなことよりも、、、この右腕どうしよ??